=好きだった・20= ページ20
「なぁ___なぁ、涼介__」
心の底に響く声。
じんじん。と痛んで
グチャグチャに掻き乱される。
「__やだぁ__どぃてっ___。」
この場から逃げ出したいのに逃げ出せない。
体か上手く動かない。
兄ちゃんはもっと距離を詰め、真剣な瞳で問い掛ける__
「なぁ、涼介___
アイツ・・有岡は友人なのか?」
「・・・?・・な、に言って・・?」
「な、涼介・・お前今日も
中庭で告白されてたろ。」
「____っ。・・み、見てた・の?」
「ああ。涼介、学校でモテモテなんだろ?
高嶺のお姫様とか言われてんだってな。
高木先生に聞いたんだ__。」
「な_何言って__
何、そのお姫様って・・やめてよっ。」
「___で、涼介。
有岡は友人なのか・・?」
「何・・何なの。。どーゆう意味?」
「だから__
有岡と付き合ってんのかって聞いてんだっ。」
「・・・付きあ___?!」
おれが驚いて黙ってると
兄ちゃんが肩ででっかくため息をつき・・言った。
「なぁ涼介___
お前、いつまでそうやって・・拗ねてんだよ。なぁ。」
「?・・な、何・・す。拗ねて・・?」
「ああ、拗ねてんだろ。お前ず――っと・・
あん時から__俺が中2の時か____」
「ちっちがうっっ。。それは、違うっっ。
あれは兄ちゃんが先におれを拒絶した___」
「拒絶___?」
「おれが・・偶然あの場面に遭遇してしまっただけ・・
だけだったのに___兄ちゃんは」
「・・俺が?」
「兄ちゃんは、気持ち悪いって
おれを拒絶した___っ。」
「ちょ。。ちょ、待てって__
な、涼介・・俺は気持ちワリィなんて一度も
言った事ねぇーし、拒絶した事もねぇってっ。。」
「うそっ__うそだっ。。
あの時兄ちゃんは冷たい顔して・・強くカーテンを
閉めたっ。。次の日から目も合わせなくて・・
話しもしなくなったくせにっ。」
「それはお前だろっ?!
お前が、俺の事冷たい目で見たろ?お前が
俺の事を拒絶したんだっ。だから俺は___」
「・・俺は?・・俺は、なに??
だから俺は、女遊びたくさんしたって言いたいの?!
人のせいにしないでよっ。突然帰って来て__
掻き乱すような事しないでっ__」
「涼介__」
伸びてきた長い指を払いのけ
かっこ悪いけど、ボタボタ泣きながら訴える。
「よく__よく平気で声掛けれたね・・
よく平然と、目合わすこと出来た・ね。」
454人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» はい!!ありがとーござぃやすー。がんばりますよぅぅ〜(ё)がぁがぁ (2018年9月7日 17時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひる☆さん» 私もお返事が来て嬉しいよぉ〜〜!!無理しないように頑張ってくださいっ☆ (2018年9月5日 17時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» 白米苺しゃまだ〜(*´▽`*)〜♪うふふーまた来てくれてんだぁ〜嬉しいですー。おお!面白い設定っていってくれたっ!!んっでもって病みつきだってぇぇ〜(ノД`)・゜・。うでしー。がんばるぞぉぉ〜!! (2018年9月5日 16時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひるさぁん!お久しぶりです!今回のお話も面白い設定で、病みつきです!!更新頑張ってください(^^) (2018年9月4日 22時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - わかねこしゃま〜♪お話しを汲み取ってくれてるーーーぅ(●^o^●)うれしぃぃー。がんばるぞぉ〜〜!! (2018年9月4日 17時) (レス) id: 9d3affb617 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年9月1日 19時