=好きだった・11= ページ11
「・・やだぁ____っ」
___気持ちわりぃ__は6文字。
6文字。6文字。6文字。
気持ち悪いと思われてしまう。
小1のおれは、羨ましげに見つめてた?
あの時、そうして欲しかったって
そう思ってるように見てた?
“気持ち悪い”とまた、拒絶されてしまうかもしれない。
「やぁ___っ」
早く体勢を戻して離れようとした。
早く___。
でも、兄ちゃんの香りが強くて気絶するほど・・
ぐるぐる眩暈に襲われる。
香りをかいで、苦しい。苦しい。
温もりを感じて、辛い。辛い。
じんじん。じんじん。胸が痛い。
あの時見た光景と重なる。
小1の僕が見た・・あの光景のように
兄ちゃんの大きな手の平が
おれの背中を撫でた____。
「___やぁっっ。」
兄ちゃんの腕の中で、胸元を強く押し
顔を上げた。
視線が重なり、強い眼差しに
またぐるぐると眩暈に襲われる。
「は__離してっ___」
搾り出すように声を出し
兄ちゃんの腕から逃れようとした。
逃れたかった____。
グラリと保健室の輪郭が歪んで
目の前が真っ暗になった。
「涼介____っ。」
兄ちゃんの視線を温もりを感じながら
腕の中に倒れ込んだ_________。
____________
次に目覚めた時には、
いのちゃん先生が枕元に座って
心配そうに見てる光景だった・・。
「ん。。・・あー・・
いのちゃ・んせんせぃ・・?」
「ああ、起きた。
平気?・・だいじょーぶ?」
「ん。はぃ、だいじょーぶです・・。」
そう言って体を起こすと、いのちゃん先生が
助けてくれながら
「ああ、無理しないで。まだ寝てても平気だよ?」
「いえ、大丈夫です。
ごめんなさい、心配掛けて・・。」
「んーん。・・でも、すっごくビックリしちゃった。」
「びっくり・・?」
「ん、そう。だってー・・薮先生が血相変えて
職員室来るんだもん。ふふふ。」
「えっ。・・兄ちゃ__あ。
薮先生が・・?」
「ん、そ〜。あっ、2人ってお家がお隣の〜
幼なじみなんだってねぇ〜。」
「あ、はぃ。そーなんです・・。」
「んふふ〜〜。ホントすごかったよぉ〜♪
薮先生ってば、猛ダッシュで走ってきてさ〜
早く戻ってくれっ!って〜。それでもって〜
涼介が、涼介が〜〜って♪」
「うー・・。」
「も〜〜何があったのかと思っちゃった。
んふふ・・心配性なんだねぇ〜。」
「そ、そんな___」
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あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» はい!!ありがとーござぃやすー。がんばりますよぅぅ〜(ё)がぁがぁ (2018年9月7日 17時) (レス) id: daf5fa2131 (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひる☆さん» 私もお返事が来て嬉しいよぉ〜〜!!無理しないように頑張ってくださいっ☆ (2018年9月5日 17時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 白米苺さん» 白米苺しゃまだ〜(*´▽`*)〜♪うふふーまた来てくれてんだぁ〜嬉しいですー。おお!面白い設定っていってくれたっ!!んっでもって病みつきだってぇぇ〜(ノД`)・゜・。うでしー。がんばるぞぉぉ〜!! (2018年9月5日 16時) (レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
白米苺(プロフ) - あひるさぁん!お久しぶりです!今回のお話も面白い設定で、病みつきです!!更新頑張ってください(^^) (2018年9月4日 22時) (レス) id: b21025aefe (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - わかねこしゃま〜♪お話しを汲み取ってくれてるーーーぅ(●^o^●)うれしぃぃー。がんばるぞぉ〜〜!! (2018年9月4日 17時) (レス) id: 9d3affb617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2018年9月1日 19時