─ BEAST SIDE ─ #3

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午前6時









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モニターで映像をみると、


白い床には何人もの男女が寝転がっていた









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「なんだよ、ここ..」









最初の一人が目を覚まし、立ち上がった








その人物は首輪に気づき、辺りを見渡すと


自分の置かれている状況にようやく気づいたようだ








誘拐されたんだと知った時の、絶望に満ちた顔を


僕はモニター越しで眺めていた









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僕は、すべてに対して復讐すると誓った









あの後、人狼として生き残った僕達は





賞金の一億円で、こっち側の人間となった









笑いながら幸せに生きている奴らみんな



僕と同じ苦しみを味わわせてやるって








咲坂さんの手紙を握りしめながら、誓った









だって、こんなの





あまりにも不公平でしょ？









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『······安井くん


僕、間違ってるかな..』









僕が呟くと、隣にいた安井くんは口を開いた









謙「······岩橋がそう決めたなら、俺はどこまでも付き合うから



自分が信じるままにいけよ」









『安井くん..』









ごめんね.. こんなのに巻き込んでしまって








でも、もう決めてしまったんだ







こんなの間違ってるって、分かっていても









壊れてしまった僕は、もう元には戻らない..









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「えっ.. なんなの..？

なに、この首輪.. 外れないっ..！！」






「おい！！ここから出せよ！！」









次々に目を覚まし、大声で叫ぶ人々









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あと








部屋の隅にも、もう一人..









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加奈「ん..っ






···え？

なに..？ここ..」









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加奈..









よかったね









人狼ゲーム、参加してみたいって





いつか話してくれたもんね









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······咲坂さん、まっててね









僕、やり遂げるから









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僕は、手の中にあるストラップを握りしめた









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ゲームの始まりです。





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━ 終 ━




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