─ BEAST SIDE ─ #3

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しばらく経って、安井くんは誰にも見つからないように
僕の部屋を訪れた









『安井くん、ごめんね
さっき僕なにも言えなかった..』







謙「いいよ、あんまり喋りすぎても返って怪しまれるしな


それに、俺は岩橋に救われてるんだよ」






『え..？』








謙「全部、岩橋のおかげで今の俺があるんだよ
岩橋が決断してくれたから助かってるんだ

咲坂さんがいたら、俺は共有者を騙ることが出来ずに
黒確定になってたんだからな..」






『安井くん..』









僕は安井くんの目の前に立って言った









『安井くん、絶対に勝とう

僕負けないから
今日で全部終わりにするから』







謙「······ああ

俺も絶対に負けない
絶対に椎名さんを人狼にしてみせる..
それで全部終わらせる」









僕達は最後に強く誓いあった









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謙「······上条さんは昨日、俺を占ってるだろうな」






『そうだね.. 僕を占っても意味ないし

上条さんにとっては今いるメンバー全員の役職がはっきりしてるだろうね』





謙「あとは大我くん次第ってことか..」









『······そういえば
上条さんって、椎名さんに白出しだったよね？

そのあたりから、椎名さんは上条さんに便乗するように
意見に乗っかってなかった？』







謙「······確かに、言われてみればそうだったな」






『それでなんとかあの2人を人狼に出来ないかな..？』






謙「ぶつけるだけぶつけてみよう..」









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その後も、僕達の話し合いはしばらく続いた









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謙「じゃあな.. あとは投票までゆっくり休めよ
疲れるのもよくないからな」







『うん..』









謙「······そんな顔すんなよ

大丈夫だよ、俺達なら」






『そうだよね
前回も勝ち抜いたんだから大丈夫だよね』









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安井くんはドアをあけたあと、再び僕の方を振り向いた









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謙「またな、岩橋


投票で会おう」









『うん、投票でね』









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安井くんは静かに扉を閉めて出ていった






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