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7 先生 ページ7

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だけど、先生に腕を捕まれて動けなかった。



「何か相談なら、乗るぞ?」



「違うよ・・・、何も、ないよ」



そう言っても先生は離してくれなくて、



ただ悲しそうな顔をしてるだけだった。



「本当に、何もないのか?」



「・・・」



言ってしまいたい、この気持ちを。



私に優しくしないでって。



期待させないでって。



「さようなら、先生」



「・・・また、明日な」



結局言えないまま、私は先生から逃げた。



・・・先生、明日は休みだよ。



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作者名:岩里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chisaco17/  
作成日時:2015年6月14日 5時

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