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6 先生 ページ6

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先生はさりげなく、



小ぼうきとちり取りを取ってきてくれた。



「ありがとう、先生」



「どういたしまして」



先生はニコッと笑い、



私の掃除の様子をずっと眺めていた。



「ねぇ、先生・・・」



「ん、どうした?」



気付けば変な事を先生に聞こうとしていた。



先生に、彼女がいるのかどうか。



聞いたって、私はどうする事も出来ないのに。



「・・・何でも、ない。

先生、さよなら」



笑って誤魔化して、私は教室を出ようとした。



.

7 先生→←5 先生



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作者名:岩里 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/chisaco17/  
作成日時:2015年6月14日 5時

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