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颯太side
『私が困ったことがあったら1番に颯太くんに相談する。だから、これで終わりにしないでこれからも私のこと助けてくれないかな、？』
きゅるきゅるな、あのずっと画面越しに見てきた大好きな目で訴えられると、嫌だなんて言えるはずがない。
好きな子のそばにこれからもずっと居られるんだ。
「……Aちゃんのボディガード的な？」
『ふふ、そうかも！助けを求めたらすぐ来てよね？』
「ん、わかった！」
Aちゃんの小指に自分の小指を絡める。
「指切りげんまん！いつでも呼んでね、おれが助ける！」
『ありがとう、颯太くん。』
名前を呼ばれると、心が張り裂けそうになるからやめて欲しい。
Aちゃんはきっと俺がアイドル感覚でAちゃんのことを好きだと言っていると思っているんだろうけど、そうじゃないんだからさ。
俺は、本気で好きなのに。
ライクじゃなくて、ラブの方で！
俺に背を向けて帰っていく彼女の後ろ姿を眺めながら、伝えることさえ許されないなんて、なんて酷なんだろうって自分の運命を恨むけれど、どう足掻いたって彼女には婚約者もいれば好きな人もいて、俺の入る隙間なんてない。
だったら、ボディガードでもなんでも、繋がりさえあればなんだっていいじゃないか。
ついこないだまで画面の向こうにいた人が、目の前にいるんだ。
それだけで十分じゃないか。
俺のことはそれでいいけど。それでいいんだけど。
一つだけ納得いかないことあるんだよね。
どうせ諦めるなら、好きな人には好きな人と結ばれてもらわないと困る。
好きじゃない人と結婚なんてさせたくない。
公式がない問題を考えるのは苦手だけど、脳内をフル回転させて俺に出来ることを考えた。
考えて考えて出た答え。
ひとつしかなかったんだ。
「あれ、うっちーなんでいるの？早過ぎない？今日雪降る？」
「まだ秋になったばかりだよ、皇輝くん。」
誰もいない早朝の教室。
皇輝くんが早く来て勉強してるの知ってたから、先回りしてとんでもなく早い時間に来てやった。
朝起きるの苦手だけど頑張ったんだから褒めて欲しい。
「ねえ、皇輝くん。昨日のAちゃんのことだけど、」
「ああ、ごめんね。うっちーのこと巻き込んじゃって。」
「いや、そうじゃなくて。皇輝くんは本当にこのままでいいの？」
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやか - 少年忍者箱推しなのでめっちゃ楽しく読ませてもらいました。これからもがんばってください。応援してます。 (2023年3月22日 22時) (
レス) @page45 id: c044ba1e90 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 琉依さん» コメントありがとうございます！きまぐれ更新だったのに待っていてくださる方がいたなんて嬉しいです( ߹꒳߹ )もうまもなく完結かと思いますのでぜひ最後までお楽しみください🌟 (2021年9月20日 17時) (レス) id: 81704fe7b7 (このIDを非表示/違反報告)
琉依 - はじめまして！いつも続きを楽しみにしています！また更新していただけてとても嬉しいです。主人公ちゃんが皇輝くんの手を取ってくれるのかとても気になります。続きを楽しみにしています💕✨ (2021年9月19日 23時) (レス) id: dae3c1a76c (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - ?さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉もありがとうございます(；_；)更新する気はバリバリにあります！が、なかなか時間が取れず遅れており申し訳ないです…。現在続きを執筆中ですので今しばらくお待ち頂けると幸いです(ToT) (2021年9月7日 3時) (レス) id: 81704fe7b7 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - ほのさんはじめまして！おすすめにこの作品が出てきたので、軽い気持ちで読み始めたのですが、とても内容が私の好みで読んでいてとてもワクワクしました。このお話を更新する予定は無いのでしょうか？ (2021年9月3日 1時) (レス) id: c09227ab17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほの | 作成日時：2020年12月19日 20時
