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颯太side
放課後、深田と森本先生のところにスマホを返して貰いに行くと、
「もうHR中にスマホいじるなよ。」
と手のひらに乗せられて。
「え、俺は！？」
と叫ぶ深田に
「お前はなんで来た？」
と不思議そうな顔をする先生。
深田、忘れられてやんの。(笑)
2人で職員室を出ると俺、まじで何しに来たん！？って深田が騒ぐからラーメンでも行く？と誘ってあげた。
途端に機嫌が良くなった深田を見ながらやっと返ってきたスマホの画面を眺める。
やっぱりロック画面のAちゃんは可愛い。
こうやって見るとAちゃんはアイドルみたいだけどそうではなくて。
元々は日本有数の有名な会社の一人娘で、お嬢様。
だけどその可愛さからいつしかファンクラブができるようになって、Aちゃん自身もSNSを始めて一層世に知られることとなった。
俺はだいぶ古参だけど。
AちゃんがSNS始める前から週刊誌かなんかのゴシップで見て一目惚れしたけど！！
ごく普通の高校生の俺には到底手の届かない人だからこうやって今もアイドルのようにAちゃんを画面越しに見ることしか出来ないんだ。
「ねえ、深田。Aちゃんに近づくにはどうしたらいいと思う？」
「ええ、俺に言われても…。」
「だよなあ、」
「あ、でも？Aちゃんのおうちの会社に入ればいいんじゃない！？なんだったっけ？永瀬物産？」
「あ！その手があったか！深田お前天才だな！？」
深田の頭をグリグリしてあげると、
「うっちーくん！苦しい！」
と引き剥がされた。
そっか、Aちゃんのおうちの会社に入社すればAちゃんに会えるじゃん！
「じゃあやっぱ勉強しないとだな。」
「そうだよ、東大くらい行ければ無条件で採用じゃない？」
「よし、俺頑張る！」
「そうそう！その意気！」
「深田、お前もだよ？お前俺より実力テスト悪かったじゃん？」
「え！うっちーくん見たん！？」
慌てふためくように忘れて〜と言う深田に絶対忘れない〜なんてふざけていると、少し先の俺らの教室から皇輝くんが飛び出してきて。
すれ違う時に声をかけようとしたけど、すごい勢いで俺たちのことなんか見えていないように走り去るから何も言えなくて。
ていうか、
「ねえ、いま皇輝くん泣いてた？」
「うん、俺もそう思う。」
次の日、皇輝くんは高校生活3年目にして初めて学校を休んだ。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやか - 少年忍者箱推しなのでめっちゃ楽しく読ませてもらいました。これからもがんばってください。応援してます。 (2023年3月22日 22時) (
レス) @page45 id: c044ba1e90 (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - 琉依さん» コメントありがとうございます！きまぐれ更新だったのに待っていてくださる方がいたなんて嬉しいです( ߹꒳߹ )もうまもなく完結かと思いますのでぜひ最後までお楽しみください🌟 (2021年9月20日 17時) (レス) id: 81704fe7b7 (このIDを非表示/違反報告)
琉依 - はじめまして！いつも続きを楽しみにしています！また更新していただけてとても嬉しいです。主人公ちゃんが皇輝くんの手を取ってくれるのかとても気になります。続きを楽しみにしています💕✨ (2021年9月19日 23時) (レス) id: dae3c1a76c (このIDを非表示/違反報告)
ほの(プロフ) - ?さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉もありがとうございます(；_；)更新する気はバリバリにあります！が、なかなか時間が取れず遅れており申し訳ないです…。現在続きを執筆中ですので今しばらくお待ち頂けると幸いです(ToT) (2021年9月7日 3時) (レス) id: 81704fe7b7 (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - ほのさんはじめまして！おすすめにこの作品が出てきたので、軽い気持ちで読み始めたのですが、とても内容が私の好みで読んでいてとてもワクワクしました。このお話を更新する予定は無いのでしょうか？ (2021年9月3日 1時) (レス) id: c09227ab17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほの | 作成日時：2020年12月19日 20時
