アフターストーリー４ ページ48
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Aside
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平塚さんの話はたまに飲みに行くって聞くくらいだったから全然知らなくて。
てっきり歳も歳だし結婚したのかと思ってた…。
「そりゃ、平塚もまだAちゃんのこと好きなんだからこんな親友と好きな人の愛の巣なんか来れるわけなくない？」
変なことに驚いていた私の向かいでそうちゃんがとんでもない爆弾を落とす。
まって、そうちゃんそれは言わない約束じゃ？
「は！？お前それどういうことだよ！？てか、平塚とAって結婚式でしか会ったことなくない！？え、平塚がAのことが好き！？なんで！？」
隣で動揺のせいかパニックになって今にもそうちゃんに飛びかかりそうな湧をなんとか取り押さえる。
「そうちゃん！それはないでしょ？もう大昔の話じゃん？結婚式以来会ってないんだし今はもうないでしょ？」
「えー、でもこないだ聞いたらまだ好きって言ってたよー！」
ほんとにそうちゃんは今も昔も爆弾を落とすのが好きだな。
私たちが何の話をしているか全くもってわからない湧は怒りでふつふつと震えている。
そんな湧を見ながらそうちゃんは、
「もう時効だから言ってもいいんじゃない？どうせいつかはバレるよ」
なんて呑気にそんなことを言う。
私は墓場まで持ってくつもりだったんだけどな。
ここまで来たら変に隠すほうが気持ち悪いよな、そう思って意を決する。
テレビを見ているそうたに声が聞こえないように、小さな声で恐る恐る湧に向かって口を開く。
「あのね、怒らないで聞いてね？」
「…内容による。」
「絶対怒るじゃん…。」
「いいから、言えって。」
「…その、平塚さん、私の初めての人なの。」
「は？」
怒るとか通り越して、驚きすぎたのか間抜けな顔をしている湧。
「え、だって、お前と平塚って俺が紹介するまで知らなかったよね？は？何元カレなの？なに！？」
私の肩を掴んでぐわんぐわんと揺らす湧をそうちゃんがまあまあって宥める。
事の発端はそうちゃんだけどね！？
「元カレっていうか…。平塚さん私のパパの1人だったの…。」
「パパ？」
「そう、私がそういうバイト？してた時の。」
「え、だって俺ら同い年だし平塚も普通に学生で金なんか持ってなかったじゃん、なんで？」
「平塚もママ活してたからね〜」
まだ頭の整理ができていない湧にそうちゃんがニヤニヤとそう呟いた。
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りるた.(プロフ) - 颯太くんが結婚式きてからの怒涛のお話が涙止まりませんでした。すごく感動しました、ありがとうございます！！！ (2020年12月6日 16時) (
レス) id: 8b02ed1f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほの | 作成日時：2020年10月2日 23時
