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「うっちーと連絡とれたよ！」
平塚からそんなLINEが来たのはあれから数日後のこと。
久しぶりに会うことになったから湧も来る？と言われて正直躊躇った。
向こうからしたらおれだれ？って感じじゃん。
平塚ほんとなんも考えてないんだから、と思いながら行くーと返事をしてしまう。
Aがそれだけ入れ込む男だもん、どんな男か気になるに決まってる。
査定してやらなきゃ。
って意気込んでいたものの、いざ目の前にしたらイケメンすぎて足がすくんだ。
「久しぶり、うっちー。」
「平塚おそいー！！」
その綺麗な顔からは想像できない大きな声で平塚に文句を言う彼は、あの画質の悪いチェキで見るより数倍綺麗な顔をしている。
男でもこの顔がイケメンだってことは分かるくらい。
うっちーまだ高校生だから居酒屋はまずいよねー、って平塚が選んだのは男だけで入るのにはちょっとキラキラすぎるおしゃれなカフェで。
そのカフェの雰囲気にも押し殺されないオーラが彼の周りにだけ漂っていた。
俺はファミレスでいいじゃん、って言ったけど確かにこいつをファミレスにつれて行ったらJKたちが騒いで大変なことになるな、そう思った。
「ごめんごめん、好きなの頼んでいいから。」
「やったー、平塚のおごり？」
「いや今日は湧のおごり。」
「は！？」
何気なく聞いていた会話に驚いて隣の平塚に目をやると、
「だって湧がうっちーに会いたいって言ったんじゃん。」
ってかえってくる。
誘ってきたのはお前なんだけどな、俺は財布目的で呼ばれたのか。
「湧さん？」
「あ、紹介してなかったね」
いやそうだよ、俺はお前のこと一方的に知ってるけど向こうからしたら誰だよって感じだし、俺がお前のこと知ってるってバレるのもまずい。
平塚しっかりしてくれよ。
「こちら俺の大学の友達、元木湧。」
「はじめまして、元木です。」
「はじめまして？颯太です。」
「颯太さん…？」
「颯太でいいよー！最近うっちーって呼ばれること無くなったから久しぶりに平塚に呼ばれて新鮮だったわ。」
「そうなの？」
「うん、まあ、いろいろあって。俺は？なんて呼べばいい？」
「じゃあ、湧でいいですよ。」
「湧ね、湧。覚えた。」
「うっちー、一応俺たち歳上な？」
「えー、歳上だけど友達じゃん？？」
「俺はうっちーのこと後輩だと思ってたけど。」
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りるた.(プロフ) - 颯太くんが結婚式きてからの怒涛のお話が涙止まりませんでした。すごく感動しました、ありがとうございます！！！ (2020年12月6日 16時) (
レス) id: 8b02ed1f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほの | 作成日時：2020年10月2日 23時
