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「身長たかっ！！これはイケメンだわ。」
「俺らと比べたらダメだって。」
「てか、ちょっと待って。」
「あ、お前、」
急に目を見開いて、俺の手からチェキを奪った平塚。
Aの可愛い顔が見られる、とすぐ取り返そうとする俺の手を避けて、
「これ、うっちーじゃん！！」
とでかい声で言う。
「は？だれ？うっちーって。」
「これ！！この男の方！！」
「は！？お前知ってんのそいつのこと！」
「うん、高校の後輩。めっちゃ仲良かった。でもまさかアイドルになってるとは…」
「知らなかったのかよ…。」
「うーん、最近会ってなかったからなあ。ちょくちょく連絡はしてたけど。でも書いてある名前もそうただし間違いない。」
「え、てかさ。後輩ってことはコイツまだ高校生？」
「そうだよ、高３。受験生のはずなのに何でこんなことしてんのうっちー。」
「いやそれはこっちのセリフだよ…。」
高校生って、年下っていう事実にも驚きだし。
Aは知ってんのかな、相手が年下の高校生だってこと。
「ちょっとあとでうっちーに連絡してみるわ。」
「あ、俺のことは言うなよ。」
「あー、うんそうだね。ファンと繋がってるって知ったらいくら俺でも返事してくんないかもしれないし。」
「俺もあいつには言わないでおくから。」
Aに言えば紹介しろって言われるかもしれない。
誰が好んで好きな女に好きな男を紹介するかっつーの。
Aがどんな感情でこいつのオタク？をやってるのかわかんねーけど。
「うっちーって苗字？」
「そう、内村颯太だからうっちーって呼ばれてた。」
「そいつ彼女いんの？」
「ん〜今は知らないけど俺とつるんでた頃はいなかったよ。」
「へえ。」
「反応うすっ！」
「いや、うん。彼女いたとしたら他の女とこんな近づけてたらすげえなって思って。」
「そりゃアイドルだからね、それが仕事だもん。」
アイドルかあ。俺とは無縁だったな。
まさかAがそういう系が好きだったなんて。
早く言ってくれれば俺だって顔はわりとイケてるほうだと思うし、踊れるし歌もそこそこうまいし？
知らない女ともすぐ打ち解けられるし？
なろうと思えばなれたと思うんだけど。もっと早く言ってよ、ほんとに。
「…俺もアイドルなろうかな。」
「やめときなよ、彼女と堂々と付き合えないよ？」
「そっか、それは困るな。」
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りるた.(プロフ) - 颯太くんが結婚式きてからの怒涛のお話が涙止まりませんでした。すごく感動しました、ありがとうございます！！！ (2020年12月6日 16時) (
レス) id: 8b02ed1f3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほの | 作成日時：2020年10月2日 23時
