苗字 ページ16
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大昇side
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「Aちゃんってさ、いつから瑞稀くんのこと苗字で呼ぶようになったの？
前は瑞稀くんって呼んでたじゃん。」
「そうだっけ？もうあんま関わりないし。同じ小学校ってだけじゃん？」
寂しそうに伏し目がちになるAちゃんを見て素直じゃないなあって思う。
小学生の頃はよく瑞稀くんの話を聞いていた。
俺もAちゃんの教室によく行ってたからたまに話してもらったりしてて。
なのにある日突然Aちゃんは瑞稀くんの話をしなくなった。
もう嫌いになったのかななんて、俺的には都合がいいからラッキーだなんて思っていたけれど、いつまでもAちゃんの机の上からあのハートのメモがなくなることはなくて。
そのまま中学にあがったAちゃんが、うちの中学からほとんど行く人がいない私立の高校に行きたいって言って塾に行き始めた時だったかな、全てに気がついたのは。
その塾には瑞稀くんがいたし、その高校に行ったのはうちの中学からはその年Aちゃんと瑞稀くんだけだったんだ。
まだちゃんと好きじゃん、むしろあの時からずっと好きだったなんて知りたくなかった。
だからこそ、俺は瑞稀くんが嫌いだ。
ずっとAちゃんの心を奪って離さないんだから。
いつも通りご飯を食べ終わって片付けをするAちゃんを見ながらソファに座ってインスタを確認する。
あのストーリーの既読者のところにちゃんと"みずき"の名前があった。
苦しめばいい、とことん。
Aちゃんの気持ちに気づかなかったこと、一生後悔すればいいんだ。
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ほの(プロフ) - もっちょんさん» お返事遅くなっちゃってごめんなさい（ ; ; ）ありがとうございます！またぼちぼち時間を見つけて更新しておりますので引き続き楽しんで頂けたらと思います(><) (2020年8月26日 14時) (
レス) id: 81704fe7b7 (このIDを非表示/違反報告)
もっちょん - めちゃくちゃ面白くて一気読みしちゃったので、是非続きが読みたいです、、、！>< (2020年6月29日 1時) (レス) id: b69e0a618c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほの | 作成日時：2019年10月25日 17時
