夢〜 ページ22
「はぁ、、」
思わずため息が出る。なぜこんなにも愛おしい人が近くにいるのにあんな態度でいなきゃいけないのかな。
でも一緒にいるためには仕方がないことか。
仕方ない、仕方ないと自分に言い聞かせる。
いつかARMYとして会える日が、話しかける日が、あるといいなと思いつつ、感情に蓋をする。
時間もたってしまったので、ジンくんのいる自室に戻る。
「ソクジンさん。キッチンへご飯食べに行きましょ?」
そういうとすぐに立ち上がってついてくる。
キッチンへつくまでは終始無言だった。
着いたらとてもご飯がたくさん並んでいた。
キムチや辛そうなものが多いのはきっとジンくんが韓国人だからだろう。
JN「うわぁ〜、美味しそう!」
今日1番の盛り上がりだ。
みんなで「「「いただきます」」」
ジンくんは私といる時より全然違って、演じてるのはわかるくらいいかにも美味しいというふうに食べていた。
「お風呂、どうされますか?」
JN「荷物を出さなきゃいけないので、」
「あ、わかりました。あと、私の部屋のベットが置かれている部屋はソクジンさんの自由に使ってください、一応クローゼットなどは揃ってるので。」
JN「すみません。ありがとうございます。」
そう言ってジンくんは自室へ1人で向かっていった。
どうやら道を覚えたらしい。
私はお風呂に入る。
着替え類は全てしっかり持ち込んだ。
お湯に浸かって考える。
今日一日でたくさんのことが起こったなあ
本当に1日かと思うくらいそれぞれ内容が濃すぎて、2、3日分の出来事を一日で全て体感したみたいだ。
ジンくんと仲良くなるにはどうすればいいのかな。
やっぱ聞いた方がいいのかな?
彼女はいますか?と。
意外と本当だったりして。
なんて考えちゃダメだ。
私が、近くにいる私が、ジンくんの敵になってどうする。
モヤモヤと考えながらお湯に浸かって今日の疲れを癒す。
今日ちゃんと寝れるかな?
次回 JN side
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作者名:卵かけご飯 | 作成日時:2019年11月27日 21時