ふざけんな JKside ページ3
JKside
??「 お悔やみ申し上げます。」
急に知らない男が目の前に現れた。
姉が亡くなって
お葬式を上げた今日。
大概の人は
あーこんな人いたなって
心当たりあるけど
この人だけは分からなかった。
「 すみません。
どなたですか？ 」
お葬式が一通り終わったあと
僕の方に来て
急に話しかけられた。
なんの用だろう。
姉の知り合いか？
??「 申し遅れました
お義父様から頼まれて参りました。
ナムジュンと申します。」
は？
今更？
馬鹿じゃねーの。
姉ちゃんが苦しんでた時
お前らは何もしなかった！！！！
確かに引き取られたのは俺だけだったけど
俺は
戸籍上
家族は沢山いても
実際は姉ちゃんしか………
姉ちゃんしか居なかった。
「 ……ふざけんな！！！
こんな時だけ顔出すのかよ！
何がお義父様だ！
なんでそのお義父様が俺の姉ちゃんを
助けたくなかったんだよ！
今更、家族ごっこか？
もう二度と現れるな。」
俺の声は響き渡り
シーンと静かになった会場。
俺はただ泣くことしか出来なくて
トイレに行こうとした時
NJ「 お姉様からのお願いでもあります。
お姉様と最後に会った時
私に何かあれば無理矢理にでも
家族にしてあげてください。
そう仰ってました。 」
「 …………二度と現れるな。」
NJ「 ジョングク様…
お姉様を助けられず申し訳ございませんでした。
お姉様からの最後のお願いを受け入れる気になった時はここに電話を。
それでは失礼します。」
そう言って去っていった。
目の前に置かれた一枚の紙には
名刺が置いてあり
電話番号が書いてあった。
「 ………ふざけんなよ………
何が姉ちゃんの最後のお願いだ。
…姉ちゃんの最後のお願いは
生きたいって願いだよな。」
姉ちゃんの写真に話しかけても
答えなんて来ない。
" グク…、なんでいつもお見舞い来るの？
しかもこんなに夜遅くに。
お義父さん、心配するでしょ？
帰りなさい。ㅋㅋ "
急に思い出した姉ちゃんの言葉。
姉ちゃん、違うよな？
最後のお願い、俺があいつらと家族になるなんて…
" グク、ほら。
家に帰りな。お義父さん待ってるよ "
姉ちゃん……。
続く
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作成日時：2019年8月23日 23時
