月には叢雲花には風と【企画キャラ集】

┣元ネタ ページ12

【二葉亭四迷】[小説家]
元治元〜明治42年(1864〜1909)。江戸(東京)生まれ。

評論「小説総論」を発表し、写実主義を提唱。
その理論を実践して、言文一致の小説「浮雲」を著し、日本最初の本格的な近代小説として高く評価された。
が、まもなく文学に疑問を感じ、『浮雲』を中絶したまま内閣官報局の仕事に転じた。
一時政治に専念していたが、『其面影』『平凡』で復帰。
ツルゲーネフやゴーゴリの作品などロシア文学の翻訳も多数ある。

《主な作品》
浮雲、エスペラントの話、旅日記 東海道線、私は懐柔派だ


【浮雲】[小説]
明治20〜22年(1887〜1889)発表。
写実理論を実践した本格小説で、日本近代小説の先駆的作品。日常の話し言葉を生かす言文一致体を創出した。

世俗の知恵に欠ける進歩的知識人内海文三は官庁を免職になった。すると恋仲であった従兄弟のお勢は彼から離れて、処世にたけた本田昇にひかれてゆき、文三は孤立してゆく。

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