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Hokuto side
「………まぁ、そんな感じ…」
ジェシーに助けてもらいながら、楽屋で皆に話を聞いてもらった。
樹も高地も慎太郎も、そして京本も、
皆真剣に話を聞いてくれて、それでいて表情は優しかった。
ただ1人で抱えていたものを人に聞いてもらうだけで、少しだけ楽になった気がした。
「…北斗は、これからどうしたい？
俺は1回病院で診てもらってもいいんじゃないかと思う」
高地に問いかけられた。
「…うん、病院行くべきだと思う、俺も…。
でも、ドラマの撮影もあと少しなんだっ…それだけはちゃんと終わってから行くよ…」
自制が出来なくなってんだもん。
普通じゃないことくらい自分がよく分かってた。
心のどこかで、誰かに病院に行けって言葉を言ってもらうのを待ってたのかもしれない。
ドラマの撮影を終えてひと段落して、色々事前に調べて心療内科にかかった。
「ねぇねぇ皆、」
「ん？北斗、どうした？」
「病院行ってきた。…俺、神経性過食症ってやつだって。…摂食障害の一種らしい、」
少しの恐怖心を抱えながら、診断されたことをメンバーに伝えた。
「…そっか、詳しく聞いてもいい？」
「俺らはどうすればいい？」
「気をつけることはある？」
全てを受け入れて、これからどうするべきなのか、一緒に考えてくれた。
「AHAHA！北斗！顔暗いよ！
大丈夫。北斗は北斗だし、変わらずSixTONESなんだから！」
そんなジェシーの能天気な一言に思わず笑ってしまって、何もかもなんとかなる気がした。
やっぱりこいつら、間違いない。
end_
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作者名：じんべえ
| 作成日時：2019年11月24日 9時
