脊髄損傷 / 青 ページ28
兄弟設定
優吾×樹
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Yugo side
朝食を食べ終えて、出社の時間まで余裕があるからソファーでニュースを見ていると、
prrrrrprrrrrr…
お母さんから着信だ。
「もしもーし、お母さん？久しぶり」
��優吾久しぶり。最近仕事が立て込んでてなかなか連絡できなくてごめんなさいね？
そっちはどう？ 元気にやってる？��
テレビ電話にして、会話をする。
母は結構有名なファッションデザイナーで、俺が社会人になって弟の樹が大学入って、俺たちの育児が落ち着いてからは海外に拠点を移して仕事をしてるんだ。
第一線で活躍していて、本当に凄いと思う。
父親は早くに病気で亡くなって、正直記憶にはないけど、凄く優しい人だったらしい。
母がよく話を聞かせてくれた。
母子家庭だったけど、寂しさを感じたことはあまり無かったし、家族3人今でも仲良く出来ていて、我ながら良い家庭だなあ、なんて思う。
お母さんは海外にいて、なかなか会うことは出来ないけど、時間があれば電話してきたりして、コミュニケーションは頻繁に取れている。
「元気にやってるよ。俺も樹も。
樹今シャワー浴びてる。 そっちは？」
��良かったわ。
うん、依頼が結構立て込んでてね、ドタバタなのよ笑でも充実してるし、生きてるって感じ��
「フハハッなにそれ笑
あ、樹出てきた。
じゅりー！お母さんと電話！」
朝風呂から出てきた樹を呼びつけた。
「ママー？久しぶり」
大学生にもなってママ呼びの樹。
今更変えるのも恥ずかしいらしい、笑
そうして3人で他愛もない話をして、
お互い家を出る時間が迫っていたから電話を切った。
「じゃあ兄貴行ってきまーす！
今日は夕飯食べてくるから！」
「いってらっしゃい。了解〜」
男2人暮らしも気楽でいいもんなんだよね。
樹は俺より一足先にお気に入りのバイクで大学へと向かっていった。
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作者名：じんべえ
| 作成日時：2019年11月24日 9時
