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Shintaro side
それでもやっぱり何だか嫌な予感がして、
「すいません！俺もトイレ行きたくなっちゃった！笑
急いでいってきやーす！」
なんて言ってトイレへと向かった。
すると、びっくりする光景があった。
鏡の前に立って、自分の髪を引っ張ったり、顔を殴ったり、涙を流しながらそんなことをしている樹。
「じゅり！じゅりどうしたの！！」
「…嫌だ嫌だっ…ｸﾞｽｯ…こんなんで俺お前らの隣並べねえよ…なんでっ…ｸﾞｽｯ…」
「じゅりっ一回落ち着こう？大丈夫、だーいじょうぶだから…」
前からぎゅっと抱きしめて背中をさすって我を忘れて泣いている樹を必死に落ち着かせる。
だんだんと落ち着いてきた樹は体から力が抜けてしゃがみ込んだ。
「…はぁ…ごめん、慎太郎…」
「んーん。でもさ、樹最近どうしたの…話、聴かせてくれる？」
少しの沈黙の後、樹はコクンっと頷いた。
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作者名：じんべえ
| 作成日時：2019年11月24日 9時
