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和side
その日の深夜
和「…はぁはぁ」
薬が効いて、ぐっすり眠れていたのに急に熱が上がってきた。
ベットサイドにあったスマホをつけると午前1時過ぎを示していた。ちょうど解熱剤が切れる時間…こんなに熱が上がるなんて…
俺はてっきり寝て起きたら熱は下がるもんだと思ってたけど、そうでもなかったみたい…
熱が高くて、頭も痛くてもう一度眠りにつくことが出来ない。
はぁはぁという自分の呼吸の音がうるさい…
誰かに助けを呼びたくてもこんな時間なら眠りについたところだろう…
和「…どう…しよ」
誰かがまだ起きていることを期待して部屋の外へ出てみたがリビングの電気は消えていた。
身体を引きずるよう部屋から出てきたはいいがまた、戻るだけの元気が残ってない…
廊下の壁にもたれるとそのまま座り込んだ。
廊下の床が冷たい…
雅「…和？！」
和「…まーくん…？」
聞きたかった声に何とか顔を上げると冷たい手が額に触れる。
雅「…すごい熱だよ、ちょっとごめんね」
そう言うと身体が持ち上げられる。
あんなにも遠く感じた自分の部屋まであっという間に戻って来ると、一旦出て行ってすぐに氷枕と聴診器を持って戻って来ると勝手に診察されていく。
いつもなら絶対にさせないけど、あまりのしんどさに抵抗出来ない…
一通り診察した後、俺の手にスマホを握らせて
雅「ちょっと待ってて、すぐ戻るから」
俺の頭を軽く撫でると、そう言って部屋を出て行った。
…何で今いなくなるの？側にいて欲しいのに…
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紀衣(プロフ) - ♪あおば♪さん» ♪あおば♪さんコメントありがとうございます！そう言っていただけてとっても嬉しいです！更新頑張りますね笑 (2021年3月3日 20時) (
レス) id: a41594fce7 (このIDを非表示/違反報告)
♪あおば♪(プロフ) - 続きが気になって仕方がないです！！！これこらも更新楽しみにしてます！ (2021年3月3日 10時) (レス) id: c155f748e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紀衣 | 作成日時：2021年2月10日 22時
