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 4. 能力 ページ4

次の日、無事熱も下がり学校へ行った日の放課後。
父さんも母さんも仕事で帰ってくるのは6時過ぎで今は4時


「…2時間か」


気持ちを切り替えた。
お風呂にお湯を溜めTシャツ一枚でお風呂場に入り、
指先に意識を集中させる…


「よし…」


その手の指先には水の球体が浮かんでいた。


そのまま球体を大きくしたり、小さくしたり、棒状にしたりと自由自在に操る。


その後、水をしまい再び指先に意識を集中させる…


今度は水ではなく火の玉が指先に現れた。


さっきと同じように火を自由自在に操ると次は右手に火の玉左手に水の玉を出し、どちらも消えないよう意識を集中させ、2つを組み合わせる。


水で火の玉を包んでみたり火で水の玉を包んでみたり2つを渦巻状にしてみたりと、集中を切らさないよう真剣に行う。


ピピッピピッ


5時半にセットしておいたタイマーの音が鳴った。このことを父さんや母さんに見つかるわけにはいかないので必ずタイマーをかけている。その後普通に風呂に入り上がった頃に2人が帰ってきた。

 5. 始まり(回想)→← 3. 熱



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作者名:紀衣 | 作成日時:2021年1月11日 21時

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