29. ・ ページ29
雅side
寮の食堂で晩ごはんを食べてる。俺は唐揚げ定食!ここの唐揚げカリッじゅわで美味しいんだよね〜
唐揚げに夢中になっていたが潤の声に耳を傾ける。
潤「ねぇさっき言ってたけど2人は授業受けなくて大丈夫なの?」
翔「うん?」
潤「俺と智くんは受ける気ないから一日中掃除できるって言ってたやつ」
翔「あぁ、ごめん智くん受ける気あった?」
智「ないない、大丈夫だよ〜」
せっかくチーム組んだのにみんなどこかやる気なくて、俺はその話を聞いた時から言いたかった事を口にする。
雅「えっでも次の5月?のテストで次の家決まるんでしょ?次のテスト一番目指そうよ!」
智翔和潤『えっ?』
和「一番って本気?そもそもあなた成績良いんですか!?」
雅「実技は良いよ!」
潤「実技だけ良くても…」
雅「でもさ、こうやってせっかく出会ってチーム組んだんだから目指そうよ、トップ。模擬戦やって皆んなが強いの十分分かったし、いけると思うんだよね」
皆んな黙り込んでそれぞれの顔を見渡してる。
すると、潤が俺の目を見て言ってきた。
潤「…俺は賛成。やってみたい。自分たちがどこまで出来るのか」
その言葉を聞いて翔ちゃんも賛成のようだ。
翔「…なるほどね。確かにやってみても良いかも。2人はどう?」
和「皆さんがそう言うならやりますよ」
智「任せるよ〜」
皆んなの意見が揃った。
翔「じゃあ…トップ目指して頑張りますか。じゃ俺はちゃんと授業出よっかなぁ。智くんどうする?」
智「おいらは良いや」
和「大丈夫なんですか?トップ目指すってことは全員がまあまあ良い成績取らないと無理ですよ」
智「うん、大丈夫」
俺は皆んなのこと詳しくないけど、リーダーはよく分からない。何か不思議な雰囲気、捉え所がないっていうか…翔ちゃんも何かあるんだろうし…
さぁ!トップ目指して俺は筆記の勉強しないと…笑
186人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紀衣 | 作成日時:2021年1月11日 21時