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ハッと目を覚ました僕はベットから身を起こしため息を吐く。
「またこの夢…」
物心ついた時からずっと見る夢。
初めてこの夢を見た時はこんなに冷静でもなかったし、なんでこの夢を見たのかも分からなかった。
初めの頃は何度も真っ黒い奴に襲われたところで目が覚め、夜中に母さんに抱きついて泣き喚いた。
何度も何度も見て見るたびに夢が長くなる。13歳になった今はここまで夢を見れるようになったがこれ以上先は見たことはなく必ずここで目が覚める。
そして、不定期に見るこの夢は、自分が落ち込んでいる時や体調が悪い時に見ることに気づいた。
あと、この夢の後は決まって熱が出る。
「はぁ…」
ともう一度ため息を吐き水を飲もうと立ち上がったが、くらりと目眩を感じ床に座り込む。
「はぁ…本当に最悪…明日学校なのに…」
今度はゆっくりと立ち上がりキッチンに向かった。
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作者名:紀衣 | 作成日時:2021年1月11日 21時