74.守らせて。 ページ27
僕の声に気づいたジャックくんが僕たちに駆け寄ってくる。
ｼﾞｬｯｸ「Aじゃねぇか。今日はどうした？」
ジャックくんの雰囲気に怯えてしまっているみんなはなぜ僕が普通に会話しているのか不思議そうに眺めていた。
A「それが、今、マジフト大会の選手候補が怪我をさせられるっていう事件が起きてて、もしかしたら、ジャックくんが狙われちゃうんじゃないかと思って心配できたんだ」
ｼﾞｬｯｸ「………」
僕の説明を聞くとジャックくんは何か考えるそぶりを見せながら黙り込んだ。
A「大丈夫？何もされてない？」
ｼﾞｬｯｸ「……あぁ、俺が狙われることは、多分……ない。だから、安心しろ」
僕が心配して問いかけるとジャックくんは僕と目を合わせずに小さな声で答えた。
何かを隠しているように感じる。
もしかして、ジャックくんはこの事件のことを知ってる…？
ｹｲﾄ「犯人を捕まえる協力してくんないかな？」
ｼﾞｬｯｸ「断る。じゃあな」
ケイトさんの提案にぶっきらぼうに答えるとそのままジャックくんは走っていってしまった。
ｸﾞﾘﾑ「なんかぶっきらぼうでカンジ悪いヤツだったんだゾ」
A「本当はとっても優しい人なんだよ」
グリムくんの呟きに僕はすかさずフォローを入れた。
ジャックくんの後ろ姿を眺めていた僕たちに突然、声がかけられる。
寮生A「おい、お前らそこで何してんだよ」
寮生B「俺たちの縄張りにずかずか踏み込んできて、無事に帰れると思ってねぇだろうなァ？」
ﾃﾞｭｰｽ「ウッ。このパターンは……」
ｴｰｽ「あ、もう帰るんで！お邪魔しました〜」
簡単に帰らせてもらえそうもなく、僕はさりげなく魔法が使えないユウくんを守れる位置に立った。
一触即発の雰囲気の中、凛々しい声が響いた。
ﾚｵﾅ「お前らやめねぇか」
僕たちは声のした方に視線を向ける。
A「レオナさんとラギーさん」
僕が呟くとすかさずエースくんとデュースくんがなんで知ってるんだ？という視線を僕に向けてきた。
ﾗｷﾞｰ「あれ、Aくんじゃないッスか。戻ってきてくれたんスね」
ﾚｵﾅ「待ってたぜ」
レオナさんが不敵な笑みを浮かべる。
僕とレオナさんを交互に見たエースくんがいきなり僕たちの間に入り込み、手を挙げて大きな声を出した。
ｴｰｽ「はーい、オレたちを置いてかないでくださーい」
ﾃﾞｭｰｽ「そ、そうだ！何も聞いてないぞ」
エースくんに同調したデュースくんも間に入ってくる。
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なすてん(プロフ) - ムクロさん» コメントありがとうございます！ストレートなお言葉ありがたいし、嬉しいです(´;ω;`)もっと好きになってもらえるように頑張ります！ (2020年6月28日 23時) (
レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - 好きです((( (2020年6月24日 14時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
なすてん(プロフ) - 可憐さん» コメントありがとうございます！エースくんにはわりと健全な男子高校生してもらいたい欲望であんな感じになってますw間違いなく素敵な彼氏になってくれます！w最後までお付き合いいただけると嬉しいです(＞＜)よろしくお願いします！ (2020年5月22日 22時) (レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
可憐 - 彼氏力高過ぎる、エースくんめちゃくちゃ好きです、、、、ずっとみます！更新頑張ってください！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: aaa6925eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすてん | 作成日時：2020年5月14日 17時
