67.ヒーロー。 ページ20
会話が噛み合わない僕たちを見て、トレイさんが気になったようだ。
僕が持っているスマホを覗くとなるほど、と小さな声で呟いた。
ﾄﾚｲ「ふたりはこの写真を見て、そうゆうことを思い浮かべたんだろ？」
トレイさんが意地悪な表情を浮かべてエースくんとデュースくんに問いかけると2人ともさらに顔を赤くした。
そうゆうこと…？
ｹｲﾄ「Aちゃん、なんにもわかってないの？特別にオレが教えてあげよっか？」
僕の反応を見て、ニコニコと笑顔を浮かべたケイトさんが僕の手を握った。
ｴｰｽ「Aから離れろ！」
ﾃﾞｭｰｽ「ダイヤモンド先輩は危険だ。しばらく近寄らないでくれ」
エースくんが無理やりケイトさんの手を僕から離させ、デュースくんが僕の腕を掴み、ケイトさんから距離をとらせようとする。
A「えっと…」
状況が飲み込めずにいるとエースくんとデュースくんに「Aは知らなくていい！」と食い気味で言われてしまった。
人間って本当にわからない。
ｴｰｽ「とにかく、もうAは帰るぞ。オレ達送ってくるんで！」
ﾃﾞｭｰｽ「よし、もう帰ろう。安全な場所に連れて行くからな」
エースくんとデュースくんが僕の背中を押して強制的に終わらせようとしてきた。
A「ま、まって、ケイトさん！トレイさん！お世話になりました！またいつでも誘ってください」
ｹｲﾄ「いつでも遊びにきてね」
ﾄﾚｲ「また頼むぞ」
ｴｰｽ「はいはい、もう誘わないでくださーい」
ﾃﾞｭｰｽ「まったくだ」
僕たちの会話に冷めた声でエースくんとデュースくんが何か言っていたが僕は気にしないことにした。
エースくんとデュースくんに連れられ、オクタヴィネル寮への帰り道。
ｴｰｽ「で、なんでハーツラビュルにいたわけ？」
A「『なんでもない日』のパーティーの手伝いをしてたんだ」
少々怒ったような口調のエースくんを刺激しないように言葉を選んだ。
ﾃﾞｭｰｽ「別に行く必要なかったんじゃないか？」
デュースくんの問いに僕は少し拗ねたように答える。
A「エースくんとデュースくんが部活に行っちゃって、寂しかったんだもん」
エースくんとデュースくんが驚いたような照れたような表情で僕を見る。
ｴｰｽ「そうゆうの他の奴らには言うなよ」
ﾃﾞｭｰｽ「お前ってやつは…」
盛大なため息を吐かれて、僕はまた人間という生き物がわからなくなった。
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なすてん(プロフ) - ムクロさん» コメントありがとうございます！ストレートなお言葉ありがたいし、嬉しいです(´;ω;`)もっと好きになってもらえるように頑張ります！ (2020年6月28日 23時) (
レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - 好きです((( (2020年6月24日 14時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
なすてん(プロフ) - 可憐さん» コメントありがとうございます！エースくんにはわりと健全な男子高校生してもらいたい欲望であんな感じになってますw間違いなく素敵な彼氏になってくれます！w最後までお付き合いいただけると嬉しいです(＞＜)よろしくお願いします！ (2020年5月22日 22時) (レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
可憐 - 彼氏力高過ぎる、エースくんめちゃくちゃ好きです、、、、ずっとみます！更新頑張ってください！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: aaa6925eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすてん | 作成日時：2020年5月14日 17時
