48.お手当て。 ページ1
ハーツラビュル寮の鏡から傷だらけのエースくん、デュースくん、ユウくん、グリムくんが出てきた。
どうやら決闘は終わったらしい。
無事に帰ってきてくれたみんなの姿を見たら安心して、うまく言葉が出てこなかった。
ぼんやりとみんなを見ている僕に気づいたエースくんは太陽のような笑顔を浮かべると、
ｴｰｽ「ただいま、A」
僕に駆け寄り、力強く抱きしめてきた。
A「おかえり。もうっ、遅いよ」
僕はエースくんに負けないくらいぎゅっと抱きしめ返した。
鼻の奥がツンとして、掠れた声になってしまった。
ﾃﾞｭｰｽ「心配かけたな」
デュースくんも僕に近づいてくると、安心させるように頭を撫でてくれた。
ｸﾞﾘﾑ「ボロボロのクタクタで疲れたんだゾ」
フヨフヨと僕たちに近づいてきたグリムくんのことを優しく撫でてあげて、僕はみんなの顔がよく見える位置に行くともう一度、みんなにこう伝えるのだった。
A「おかえり！」
*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･*:.｡. .｡.:*･゜ﾟ･*
決闘を無事に終えたお祝い(？)として、今日もみんなユウくんの寮に泊まるということなので僕も遠慮なくついていくことにした。
元より、今日も泊めてもらうつもりだったけど。
みんなでご飯を食べながら、決闘での話を聞かせてもらったが…どうやら僕が想像してた決闘とはレベルの違う展開になっていたようだ。
ﾃﾞｭｰｽ「でも、結局、男なら最後は拳で語り合わないとな！」
なんて、デュースくんは興奮気味に言っていた。
ｸﾞﾘﾑ「エースが一方的にやってただけなんだゾ」
グリムくんの冷めたツッコミに誰も何も言えなくなってしまった。
寮長相手に殴るなんて…僕は想像しただけで血の気がひいていった。
みんな…平和に過ごそうよ…。
言葉にすることはなかったけど、僕は心から思うのだった。
食事を終えると順番にお風呂に入ったりと寝る支度にとりかかった。
傷の治療がしたいと僕からお願いしたら、みんな戸惑っていたけど、受け入れてくれた。
さっそくお風呂から出たエースくんが談話室に入ってくる。
ｴｰｽ「本当にやってくれんの？」
A「僕にはこれくらいしかできないからね、やらせてよ」
エースくんがまだ遠慮しているようだったので僕はあえて明るく答えた。
ソファーに座らせると僕はエースくんの前に膝立ちをして、怪我をしているところに手をかざす。
すると淡い光に包まれて軽度の怪我は消えていった。
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なすてん(プロフ) - ムクロさん» コメントありがとうございます！ストレートなお言葉ありがたいし、嬉しいです(´;ω;`)もっと好きになってもらえるように頑張ります！ (2020年6月28日 23時) (
レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - 好きです((( (2020年6月24日 14時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
なすてん(プロフ) - 可憐さん» コメントありがとうございます！エースくんにはわりと健全な男子高校生してもらいたい欲望であんな感じになってますw間違いなく素敵な彼氏になってくれます！w最後までお付き合いいただけると嬉しいです(＞＜)よろしくお願いします！ (2020年5月22日 22時) (レス) id: 7c2e5224a1 (このIDを非表示/違反報告)
可憐 - 彼氏力高過ぎる、エースくんめちゃくちゃ好きです、、、、ずっとみます！更新頑張ってください！ (2020年5月21日 1時) (レス) id: aaa6925eed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすてん | 作成日時：2020年5月14日 17時
