拝啓、僕が歩んだ日々へ (ページ24)

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春音ページ24

「昨日会った同僚覚えてる？」

さっさと仕事を片付け、この日は足早に自宅に帰った。
本を読んで私の帰りを待っていた彼に、そう言えばと問いかける。
少し考え込んだ後、ああと声を漏らした。
考え込まなければ思い出せないような存在なのだと、思うと笑いが込み上げてくる。
笑いが堪えきれず、肩を震わせているとその反応が気に入らなかったのか、彼はむっとしながら続きを促した。

「今日あの女にお昼誘われたんだけどね、その時に宣戦布告されちゃったから、」

殺しちゃった。

彼と私の静かな世界を壊そうとしたのだから、当然の報いじゃない？

そう笑えば、彼もまたそうだねと笑っていた。

***あとがき***

春音です。こんなやつが素敵な作品を書かれる方達の中に紛れ込んでいてすみません！

とても暗い話になりましたが当初はこんなものになるはずではなかった。どうしてこうなった。
自分でも書いててこんな歪んだやついねえよとおもいました。

私がこの話に当てはめた漢字は「静世」です。
PCでは変換に出てきませんでしたがスマホさんの予測変換に「じん」と打ったら「静」と出てきたので許してください。話も感じも無理矢理感半端ないですが。

ぐだぐだ喋るのはここまでにして。

素敵な企画にお誘いありがとうございました！とってもたのしかったです！！
私の次はどー。さんです。どーちゃんの作品はタイトルから惹かれるようなものばかりでとても好きなのでとても楽しみです◎

ここまで読んでいただきありがとうございました。
本編よりあとがきのが長い春音でした。