＊刻々 ページ28
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とりあえず一言だけ言わせてもらおう。
｢イルミさん女の扱いどうにかした方が良いと思います｣
｢うーん、俺の兄弟男ばっかだからそーいうのよく分かんないんだよね。｣
ま、必要無いから別に良いけど。と零すイルミさん。
必要ないってあれだよね、つまり暗殺に必要無いって事だよね。なんかこの人の言動いちいち怖い。私が勝手に過剰反応してるだけかな。
｢そんな事言って、結婚とかどうするんですか？｣
｢今はする気ない。母さんは結婚しろってうるさいけど。｣
そう言うとイルミさんは少しだけ不機嫌そうに眉間に皺を寄せた。
あのポーカーフェイスが崩れるとは、よっぽどしつこく言われているんだろう。
｢へぇ、イルミさん程の家柄と外見ならよりどりみどりでしょうに｣
黙ってればだけど。…なーんて事は口が裂けても言えない。
｢まぁ結婚なんて形だけのものだし、絶対結婚したくないって訳ではないんだけどさ。｣
イルミさんは溜息をつきながら色々と面倒そうだから嫌なんだよね、と言葉を漏らすり
イルミさんとの恋バナ(?)が少し楽しく感じて、もう少し質問させてもらおうと口を開いたその時。
ジリリリリ、とけたたましいサイレン音のようなものが鳴り響いた。
…え、これってもしかして…
まさかと思い、残り時間が表示されている壁を見ると
0:00:00
｢…っああああああ！｣
｢うわ、うるさい。｣
イルミさんはさっきのサイレン音よりも大きな声を出した私を至極迷惑そうに見てきた。
なんかデジャヴ。
って、それよりこれはヤバイ。
｢…これって時間切れって事ですよね…？｣
恐る恐るイルミさんの方を振り返って訊ねてみる。
｢だろうね。｣
この状況でも一切表情を変えないイルミさんってなんなんだろう。ほんとに人間かな。
｢ですよね…なんか三時間経つの早くないですか？｣
｢楽しい時間はあっという間っていうしね。｣
｢いや別段楽しくは無かったですけど。ただただハラハラドキドキの三時間でしたけど｣
イルミさんのこの独特な感性に私はついていけそうにない。
と、そうこうしている内にどこからか試験官が二人現れて、私とイルミさんは別々の部屋に連れていかれた。
*刻々
『ついに時間きちゃった。めっさ緊張する。心臓が口から飛び出そう』
『心臓は人間の体内配置的に口から飛び出ないようになってるから安心して。』
『いやこれはものの例えってやつですイルミさん冗談通じねぇ』
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まる坊（☆＾〇＾☆）(プロフ) - 告白の次、常識の前にある公平というページの名前変換に（）がついていないので反応していません。（）を忘れないようにして頂けると嬉しいです。この小説大好きなので、感情輸入してて(￣▽￣;)お願いします。 (2017年1月11日 12時) (
レス) id: 12c71fa02a (このIDを非表示/違反報告)
ぴくるす。(プロフ) - みずあいすさん» 報告ありがとうございます！常時その様に書いているのですが…変換機能が反応していませんか？ (2016年9月12日 18時) (レス) id: d8cdc5c150 (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - 名前が変換されてません！普通に(名前)と書き換えてほしいです。 (2016年8月22日 12時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
ぴくるす。(プロフ) - あむみあむさん» 大体無気力系女子から一気読みとは…結構話数多いですよね、目は疲れていませんか？笑 お褒めの言葉ありがたく頂戴致します！文才はないので特訓中です笑 ありがとうございます、頑張りますね！ (2016年8月13日 0時) (レス) id: d8cdc5c150 (このIDを非表示/違反報告)
ぴくるす。(プロフ) - Teke Raさん» Teke Raさんもイルミ好きですか！同志ですね！！私の拙い文章ではイルミのかっこよさが表現出来ているか不安でしたが…伝わってくれて良かったです！ありがとうございます、頑張りますね！ (2016年8月13日 0時) (レス) id: d8cdc5c150 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴくるす | 作成日時：2015年8月18日 18時
