*直感 ページ12
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「てかさ、さっきからずっと気になってたんだけど、なんでA手震えてんの?」
バ レ た。
こいつ洞察力鋭すぎんだろ。暗殺者強い。
高くて怖いんですーなんて言いたくない。
ここは私の持ち前のハリウッド女優並の演技力で自然に乗り切るしかないな。
「べべべべつになんでもないけど???」
「嘘つくなって、すげぇ動揺してるしめっちゃ汗かいてんじゃん。」
これが恐怖から来た冷や汗だなんてバレたら絶対バカにされる!
それだけはさけたい!
「これはあれだよ暑いんだよ!」
私がそう叫んだ時、左側から何か気配のようなものを感じた。
キルアとゴンも感じたようで振り向いたが、そこには誰もいなかった。
気のせいかな、と首をかしげた瞬間、
「ここは冷暖房の管理はバッチリじゃぞ」
「どわぁ!びっくりした!」
急に後ろから声をかけられてびっくりした。
声の主は昼間にも会ったネテロさんだった。
「…素早いね、年の割に」
キルアはふっと鼻で笑う。
「今のが?ほんのちょこっと歩いただけじゃよ」
ほっほっほ、と笑うネテロさんはなんだか楽しそうだ。
けど、私には何の事だかさっぱり分からない。
どういうことだ?と首を捻っているとネテロさんがパッとこちらを振り返った。
「それよりお主、高いところが怖いのか?」
「なんでそれを…はっ!
そ、そんな訳ないじゃないですかネテロさんってば何言ってるんですかもう〜」
「A嘘下手だね」
「お前嘘下手すぎかよ」
ぐっ…
ゴンとキルアからのダブルパンチが来ました。
「うるさいな!素直だから態度に出ちゃうんだよ!」
お前のそれは素直とは言わねぇよ、というキルアの言葉を無視してネテロさんになぜ分かったのかを尋ねる。
するとネテロさんはニコリと笑いながら
「ただの勘、じゃよ」
とだけ言った。
…食えないじぃさんだ。
*直感
『実は高所恐怖症なんです』
『そうじゃったか。じゃあ次の試験はお主にはちと難しいかもの』
『え、なに、怖いやだ。…おいネテロさん何笑ってんだよお前ドSか』
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まる坊(☆^〇^☆)(プロフ) - 告白の次、常識の前にある公平というページの名前変換に()がついていないので反応していません。()を忘れないようにして頂けると嬉しいです。この小説大好きなので、感情輸入してて( ̄▽ ̄;)お願いします。 (2017年1月11日 12時) (レス) id: 12c71fa02a (このIDを非表示/違反報告)
ぴくるす。(プロフ) - みずあいすさん» 報告ありがとうございます!常時その様に書いているのですが…変換機能が反応していませんか? (2016年9月12日 18時) (レス) id: d8cdc5c150 (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - 名前が変換されてません!普通に(名前)と書き換えてほしいです。 (2016年8月22日 12時) (レス) id: 94c5760bdb (このIDを非表示/違反報告)
ぴくるす。(プロフ) - あむみあむさん» 大体無気力系女子から一気読みとは…結構話数多いですよね、目は疲れていませんか?笑 お褒めの言葉ありがたく頂戴致します!文才はないので特訓中です笑 ありがとうございます、頑張りますね! (2016年8月13日 0時) (レス) id: d8cdc5c150 (このIDを非表示/違反報告)
ぴくるす。(プロフ) - Teke Raさん» Teke Raさんもイルミ好きですか!同志ですね!!私の拙い文章ではイルミのかっこよさが表現出来ているか不安でしたが…伝わってくれて良かったです!ありがとうございます、頑張りますね! (2016年8月13日 0時) (レス) id: d8cdc5c150 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴくるす | 作成日時:2015年8月18日 18時