兄弟 My ページ34
〜じんたんside〜
おおくんとの大切な思い出。
おおくんが居たから毎日楽しくて…。
おおくん…さみしいよ。
俺はおおくんをガラス越しに見ながら涙が止まらなかった。
そのとき。
み「じんたん！」
じ「え？」
みやの声が聞こえ幻聴かと思い、びっくりして振り返ると本物のみやがいた。
じ「なんで…っ？」
み「実は…テオくんが事故にあったのって俺ん家からの帰り道だったんだ…」
最初は全く理解ができなかったが、みやの丁寧な説明を聞き、やっと理解できた。
理解した途端、後悔の感情が沸き上がってきた。
おおくん…事故にあったのって俺のせい？
俺がもっと早く自分の想いに気づいてたら、こんなことにならずに済んだ？
こんなこと思ったって何も変わりはしない。
そう思うことで自分の後悔を消しているだけなのかもしれない。
それでも俺はおおくんが大好きなんだ。
その気持ちに嘘はない。
み「じんたん…」
みやが俺の名前を呼んだと思ったら、そのまま抱き寄せられた。
ついびっくりしてみやを押し返してしまう。
み「ごめん…」
じ「みや…どうしたの…？」
み「俺、じんたんのこと好きなんだ…」
じ「え…」
人生最大のモテ期なのではないかと思うくらい、こんな短期間に告白された。
それも、男に。
自分の性別がわからなくなりそうだ。
み「テオくんには申し訳ないけど俺はじんたんのこと本気で好きだから…」
みやはそう言うと、俺を抱き上げた。
じ「え？え？え？えっ！？」
み「誰にも渡さない」
みやのイケメンな顔が近くなり不覚にもドキッとしてしまう。
同性なのに…。
俺っておかしいの？
でも…。
いつ沈むかわからない船に乗るより絶対沈まない船に乗りたい。
俺はそう思った。
最低だってわかってるけど…でも…俺は…みやを選ぶ。
ごめんおおくん。
ずっとずっと大好きだったよ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さくら - わかりました。ありがとうございます！ (2019年10月30日 13時) (携帯から) (
レス) id: ce8f2afd46 (このIDを非表示/違反報告)
橋本@かんな(プロフ) - さくらさん» ここから先の説明なのですが、どう足掻いてもNGワード規制で説明できないので、Google先生に聞いてください。本当にごめんなさい！ (2019年10月30日 7時) (レス) id: f44fa375d7 (このIDを非表示/違反報告)
橋本@かんな(プロフ) - さくらさん» 世界でαは20%、βは70%、Ωは10%います。αは地位が高く猛獣的な存在。βは普通。Ωは地位が低いため、仕事はフリーな人が多いです。 (2019年10月30日 7時) (レス) id: f44fa375d7 (このIDを非表示/違反報告)
橋本@かんな(プロフ) - さくらさん» オメガバースの世界には男女の性別の他にα性、β性、Ω性の3つの性別がある。例えば男でΩみたいな感じです。Ωの男は妊娠することができます。(肛門のところに子宮みたいなのがあります) (2019年10月30日 7時) (レス) id: f44fa375d7 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - あの、今さらですが、オメガバースってどう言う意味なんですか？ (2019年10月30日 0時) (携帯から) (レス) id: ce8f2afd46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫燕-sien- | 作成日時：2019年8月31日 16時
