〇妄想 ページ10
〜亜嵐side〜
あの電話のあと
Aちゃんから
電話出れなくてすみませんでした!何かありましたか?
ってLINE入ってたけど
バレンタイン何してたの?
なんて言えなくて。
だって、そんなん重すぎんじゃん。付き合ってもないのに。
玲於に、チョコあげたのかな...
あげたよな、だってAちゃんは玲於の事が好きなんだし。
まあ今更こんなこと考えても仕方ないんだけど、
なんて思ってたら
菜々子「玲於ーー!」
お気に入りのキャップとマスクをつけて部屋に入ってきたまだ眠たそうな玲於を見るやいなや
側に駆け寄った伊藤さん
玲於「朝からうるさいっすよ、菜々子さん笑」
菜々子「えへへ、ごめんねっ。玲於みたらテンションあがっちゃって」
玲於「はいはい」
菜々子「もー、玲於つめたーい!」
玲於「いつも通りっす」
そんなやりとりを見ていた俺に涼太が顔を寄せてくる
涼太「まーた玲於タイム始まったね、菜々子さん」
伊藤さんが俺らの担当になってから2週間
伊藤さんは誰が見てもわかるくらい、玲於のことを気に入ってるみたいで
いつも玲於の後ろをちょこちょこついて歩いてる。
玲於の方も
年が上で先輩だからなのか、気が合うのか、美人だからなのか知らねーけど
つきまとわれることに特に嫌な素振りも見せず
いつの間にか、玲於 菜々子さんなんて呼び合うくらい親しくなってる。
隼「もー、玲於ばっか構ってないで俺の髪の毛セットしてくださいよー!」
菜々子「ごめんごめん、隼くん今からやるからちょっとまってて!」
隼「ほんと玲於のこと好きっすねー」
菜々子「え〜? 玲於が私のこと好きなんだよ」
ねえ?って玲於の腕をつつく伊藤さんに
玲於「意味わかんねー」
って笑い返してる玲於。
もう、なんで玲於ばっかモテんだよ、
伊藤さんは別にどうでもいいんだけどさ。
...あ
もし、玲於が伊藤さんと付き合えば
Aちゃん玲於のこと諦める?
なんか伊藤さんと玲於お似合いだし。
そしたらAちゃん、泣いちゃうかな。
まあでも、それなら俺が慰めてあげればいい。
なんて高校生みたいな妄想を頭に思い浮かべたりして。
あーあ、こんな1人の女の子に依存するなんて
ちょっと前の俺なら考えらんなかったわ。
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かな(プロフ) - はじめまして!今日一気に読んでしまいました(^^)すごくいいお話でした!もーっと続きを見たいです(*´艸`*) (2018年4月1日 9時) (レス) id: 9455182101 (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ちぃさん» ファン!?いやいや、そんな、勿体無いです。ありがとうございます( ; - ; ) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ひばりさん» ひばりさん〜ありがとうございます。そんな風に言っていただけると書いてよかったと思えます(><) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ゆうかさん» 最後までお付き合いいただいてありがとうございました!!嬉しいですっ(;_;) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - すっごいいいお話で、感動しました、、。mugiさんのファンになりました!!!! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 6adfb66eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mugi | 作成日時:2018年2月5日 1時