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〇特別なんて ページ46

〜玲於side〜




「あー、楽しかった美味しかった幸せ!」


玲於「めっちゃ幸せじゃんそれ笑」


「うんっ、玲於くんありがとう!連れてってくれて!」


隣に座ってニコニコしてるA


可愛すぎて、今すぐキスしたいくらいだけど
さすがにタクシーだから我慢。笑


玲於「ね、ちょっと歩こうよ。」


そんな俺の提案で
Aの家の少し前で降ろしてもらった。


「タクシー代、また玲於くんが出しちゃった」


玲於「だからいちいち気にすんなって」


「気にするに決まってるじゃん」


ぷくって頬膨らませて前を歩くA


玲於「一緒にいてくれるだけでいいよ」


「玲於くんに甘やかされちゃってる。笑」


玲於「厳しくされたい?笑」


ちょっと意地悪にそう言えばぶんぶん首振ってて
思わず笑っちゃう。



歩きながら


「まだ寒いね」


なんて言って
手にハァって息ふきかけてるA


その冷たそうな小さい手に
俺の手の温もりそっと重ねた。


「れ、玲於くん。ここ外...」


普段は外ではさすがに手繋いで歩くなんて
できないけど


今日は繋ぎたい気分。
夜だし、いっかなって。


玲於「なんか思い出すなー、外でこーやって手繋いでると。」


「ん?」


玲於「Aとイルミネーション見ながらはじめて手繋いだ時のこと」


「...え、玲於くん、覚えてるの?」


玲於「覚えてるよ。」


そう言ったらA、すっげー嬉しそうに笑って


「あの時ね、死んじゃいそうなくらいドキドキしてね、
でもすっごく嬉しかったの。」


玲於「...A」


「ん?」


玲於「俺と付き合ったら、今までみたく

普通のカップルができること、簡単には叶えてやれないし。

辛い思いさせることも多いと思う。」


「...うん。」


玲於「それでも、絶対幸せにするから

大事にするから

俺についてきてほしい。」


「.....そんなの、

とっくのとうに覚悟出来てるよ!ばーか!笑」


玲於「...ふふ、ごめん。笑」


「あれ、そういう時は何ていうんだっけ?笑」


玲於「.....好きだよ。」


「え...//

もお、やっぱり玲於くんはうわてだ〜笑」


玲於「当たり前だろばーか。笑」




「明日お仕事?」


玲於「明日オフ。」


「え!じゃあ、泊まってく?」


玲於「いーの?」


「うん!」


玲於「...今日は寝かせねえからな。笑」


「ふふっ。笑」


特別なことなんて何もいらないから
Aが隣にいる
こんな幸せな毎日がずっと続けばいい。

〇奇跡とも呼べる出会い→←〇机の下で



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かな(プロフ) - はじめまして!今日一気に読んでしまいました(^^)すごくいいお話でした!もーっと続きを見たいです(*´艸`*) (2018年4月1日 9時) (レス) id: 9455182101 (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ちぃさん» ファン!?いやいや、そんな、勿体無いです。ありがとうございます( ; - ; ) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ひばりさん» ひばりさん〜ありがとうございます。そんな風に言っていただけると書いてよかったと思えます(><) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ゆうかさん» 最後までお付き合いいただいてありがとうございました!!嬉しいですっ(;_;) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - すっごいいいお話で、感動しました、、。mugiさんのファンになりました!!!! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 6adfb66eda (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mugi | 作成日時:2018年2月5日 1時

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