〇期待なんてさせないで ページ31
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突き放したら玲於くん
一瞬すごく悲しそうな顔した。
なんでよ
泣きたいのこっちだよ。
その時私達を切り裂くように鳴り出した着信音。
そっか私、さっき、マナーモード解除して...
この状況が気まずくて
電話に逃げようとして画面見たら
白濱亜嵐からの着信って。
あ、そうだった
お昼亜嵐くんが私のこと心配して電話してくれて
また夜電話しようって言ってくれてたの、
すっかり忘れてた。
玲於「.......今は、出ないで。お願い。」
出ようとしたら聞こえてきた玲於くんの弱々しい声に思わず反抗的になってしまう。
「なんで、玲於くんがそんな事言うの
玲於くんには関係ないじゃん。」
そしたら玲於くん
私の手首掴んできて
そう、まるであのバレンタインデーの夜みたいに。
玲於「...亜嵐くんのことが好き？」
そんな残酷なこと聞いてきた。
「.......玲於くんはずるいよ」
玲於「何が」
「玲於くんのことなんて、嫌いになりたい。」
思わず涙がこぼれそうになって俯く。
玲於「なんで嫌いになんなきゃいけないわけ？
俺は...好きなのに、はちみつちゃんのこと。」
違う、違うよ玲於くん。
私と玲於くんの好きは違うの、全然。
「ファンにそんなこと言うなんて、その言葉だけで馬鹿だから私、期待しちゃうじゃん。
彼女.....いるくせに、酷いよ。
もう玲於くんの顔みたくない。」
バレンタインデーの夜とは違ったのは
私が玲於くんの手振り払ったこと。
玲於「...は、彼女？なんの事だよ、」
しらばっくれる玲於くんに腹が立って
後ろで引き止める声聞こえたけど
無視して走り出した。
もう玲於くんなんて、知らない
「あ、もしもし...亜嵐くん？
今から告白の返事させてもらえませんか。」
乗り込んだタクシーの中で
折り返して掛けた電話に出た亜嵐くんに
そう告げた。
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かな(プロフ) - はじめまして!今日一気に読んでしまいました(^^)すごくいいお話でした!もーっと続きを見たいです(*´艸｀*) (2018年4月1日 9時) (
レス) id: 9455182101 (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ちぃさん» ファン！？いやいや、そんな、勿体無いです。ありがとうございます( ; - ; ) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ひばりさん» ひばりさん〜ありがとうございます。そんな風に言っていただけると書いてよかったと思えます(><) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ゆうかさん» 最後までお付き合いいただいてありがとうございました！！嬉しいですっ(;_;) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - すっごいいいお話で、感動しました、、。mugiさんのファンになりました!!!! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 6adfb66eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mugi
| 作成日時：2018年2月5日 1時
