〇キャンセル ページ2
〜玲於side〜
龍友「伸びとんな〜」
隼「もう僕疲れましたよう」
日にちは14日。
時計に目をやれば、もう七時をまわってて。
音楽番組の収録やってるんだけど、
共演するアーティストさんの体調が優れないみたいで、収録がすっげー押してる。
玲於「...あーもう。」
メン「玲於貧乏ゆすりが笑」
玲於「だって...こっちは予定あんのに…」
メン「え、そーなの?なにがあんの?」
玲於「はちみつちゃんに会う。」
メン「え!!!はちみ : 玲於「うるさいっ!」
大声あげかけたメンさんの口を慌ててふさぐ。
亜嵐くんに聞かれたらたまったもんじゃない。
何言われるかわかんねーし。
さっき待機の時、はちみつちゃんに電話して
収録押してるから、家で待ってて。迎えにいくって伝えたら
わかりました!無理しないでゆっくり来てくださいねって。
やっぱりいい子。普通に有難いと思った。
スタッフ「2時間も収録おしてしまい、大変申し訳ありませんでした!」
亜嵐「大丈夫です。お疲れ様でした!」
楽屋でペコペコしてるスタッフに目もくれず
衣装脱ぎ捨てて速攻着替えた
玲於「じゃ、お先っす!」
裕太「玲於はやっ」
龍友「まさかこれか〜?」
ってニヤニヤしながら小指立ててくる龍友くん
涼太「えっ、マジ?デート?いいね〜」
ボーカル二人からの茶化しに、亜嵐くんの目がまさかとでも言うように俺を睨む
玲於「違いますよ、ダンス仲間と飲むんで。」
そう嘘を言い残し、タクシーに飛び乗った
タクシーの中で、予約してた店に電話かけたら
店員「大変申し訳ありません。本日お客様混み合っておりまして、1時間以上の遅れはキャンセル扱いとさせていただきました。」
って。マジかよ...
まあそうだよな、バレンタインだもんな。
カップルでひしめき合ってるよな。
他の店もなかなか見つからなくて困ってたら
はちみつちゃんのマンションの前についちゃって、
とりあえずインターホン押したら
ふわふわしたワンピースで出てきたはちみつちゃん
「お仕事お疲れ様です!」
玲於「遅くなってごめん...しかも、もう一個謝んなきゃなことが。」
って、予約してた店のこと伝えたら
なんかニコニコしてるはちみつちゃん
「...私ももしかしたら、予約キャンセルになっちゃってるかなって思ってご飯作ったんですけど...
良かったら食べていきませんか?」
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かな(プロフ) - はじめまして!今日一気に読んでしまいました(^^)すごくいいお話でした!もーっと続きを見たいです(*´艸`*) (2018年4月1日 9時) (レス) id: 9455182101 (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ちぃさん» ファン!?いやいや、そんな、勿体無いです。ありがとうございます( ; - ; ) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ひばりさん» ひばりさん〜ありがとうございます。そんな風に言っていただけると書いてよかったと思えます(><) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - ゆうかさん» 最後までお付き合いいただいてありがとうございました!!嬉しいですっ(;_;) (2018年3月3日 13時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - すっごいいいお話で、感動しました、、。mugiさんのファンになりました!!!! (2018年2月25日 22時) (レス) id: 6adfb66eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mugi | 作成日時:2018年2月5日 1時