ファン以上恋人未満。2

〇そっか ページ1

〜玲於side〜



玲於「メンさん、次の仕事何時からだっけ」


メン「5時からだったかな。」


玲於「2時間空いてる。...しゃ、トレーニングしてくる。」


メン「いってらー。」


事務所の廊下歩いてたら、トレーニングウェアの龍友くんにばったり会った。


龍友「おっ、玲於トレーニングするん？俺も行くで。」


玲於「龍友くん今日は何の日なんすか？」


龍友「肩やな！追い込むで！」




龍友くんにみっちり鍛えてもらって
ヘロヘロになりながらシャワー浴びて皆のもとに戻った。


玲於「...疲れた！」


涼太「お疲れさん。」


玲於「んー。」


わあわあ話しかけてくる隼を無視して、携帯開いたら
はちみつちゃんからのLINEが目に入って思わず座り直した。


玲於「.....メンさん、確か13日って1日ロケでしたよね。」


メン「えー？あー、そうかもね。GENE高だっけ。」


玲於「だよね。14は？」


メン「お前、自分で確認しろよー。笑

...14日、6時には終わるっぽい！」


玲於「あざっす。笑」


はちみつちゃんに

『13日は1日ロケだから厳しいわ。14の夜は？』

って返したら、すぐ既読ついて



『え!?14でいいんですか!?』


って焦ってる絵文字付きで返ってきた


自分から誘ってきたのに、なんで躊躇してんだ？笑


いいよって返事したら、楽しみにしてます！って。


会うの久々じゃんはちみつちゃん元気してるかな。




.





5時からの仕事は雑誌のインタビューで


インタビュアーの女の人から聞かれる質問に淡々と答えていく俺ら。


どこも似たような事しか聞かれなくて楽。


女「それでは、季節的なお話を。
皆さんのバレンタインデーのご予定は？」


玲於「...バレンタイン？」


涼太「そう言えばもうすぐですね！」


龍友「もちろんバレンタイントレーニングっす！」


隼「僕はチョコに合うような美味しいコーヒーを飲みに行きたいです。」


亜嵐「隼、チョコ貰えるの？笑」


隼「もらえますわ！まあ、義理でしょうけど。笑」


14って、バレンタインデーか。すっかり忘れてた。


はちみつちゃん、チョコくれたりするかなー？
なんて考えてたら


パチッて亜嵐くんと目が合って



亜嵐「まあなんか、好きな人からチョコ貰えたら幸せだろうな〜なんて考えちゃいます。笑」


って俺の目見ながら話す。


裕太「確かになあ。」


メン「てことで、ファンの皆チョコ待ってまーす！」



...亜嵐くんの事だし、もうはちみつちゃんと会う予定たててんだろーな。

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