〇建前 ページ43
〜玲於side〜
玲於「ただいま」
返事が返ってくるわけもない家に、そう呟きながら
ため息ひとつついてベッドにダイブした
正直、亜嵐くんがどんな恋愛しようが興味ないし
知ったこっちゃない。
でもはちみつちゃんが...
はちみつちゃんが亜嵐くんのことどう思ってるのかは知りたくて
メンバーの恋愛事情は気になるから
とか建前言って聞き出そうとした。
そしたら
彼氏と別れたばっかりで、まだそんな気持ちになれないってって言うから。
それはつまり
もう少し時間が経てば亜嵐くんと付き合う気持ちになるってこと？
そう思ったら
亜嵐くんのものになんないでよ
って、考えるより先に口が動いた。
そしたら
「私ってただのファンですか？」
少し濡れた瞳で俺のこと見てきて、
その言葉にその瞳に、頭真っ白んなって
何も答えられなかった
そしたら
「...なんちゃって笑
うん、わかってます！今のは忘れてください！
帰りましょ、玲於くん」
ってすっごい無理した笑顔向けられて。
ねえはちみつちゃん、何をわかってるの？
なんでそんな辛そうな顔するの？
俺にはわかんねえよ。
はちみつちゃんだって
俺のこと、ただの好きなアーティストとしか見てないくせに。
玲於「あーもう、わっかんねえ」
その日はあんまり寝付けなくて
眠い目擦りながら、仕事現場向かったら
亜嵐「玲於、おーはよ」
楽屋のドアの前に寄りかかって俺を待ち構えてた亜嵐くん
あー、もう次はこっちかよ
玲於「...おはよ」
亜嵐くんの横を通り過ぎようとすれば腕を掴まれて
亜嵐「待てって」
...ですよね。
亜嵐「昨日のはさ
玲於からの宣戦布告だと思っていいんだよね？」
玲於「え？」
亜嵐「悪いけど、俺全然譲る気ないよ」
待って、話ついてけない
玲於「ちょ、亜嵐くん意味わかんないだけど...」
亜嵐「え、玲於も自分の気持ち気づいて...え？
だから昨日俺の邪魔したんだろ？」
自分の気持ち...って？
玲於「いや俺は、別に」
そしたら俺のことみて亜嵐くん、ハハって笑って
亜嵐「なんだ...ほんと玲於って馬鹿だね笑」
玲於「は？」
亜嵐「あーいや、ごめんごめん笑
まあそれなら俺も一安心。
...でもさ、後から気づいて後悔したって知らねーから」
俺そんな優しくないからねって
ちょっと嬉しそうに楽屋入ってった亜嵐くん
後々、この亜嵐くんの言葉が現実になるなんて
この時の俺はちっともわかってなかったんだ
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*melo*(プロフ) - mugiさん» 謝らないでください！じれったい方が好きです！ 本当に尊敬です！！！！ (2018年1月29日 16時) (
レス) id: d4ada06586 (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - *melo*さん» じれったくさせててすみませんっ！笑 尊敬だなんて、勿体なさすぎるのでやめてくださいっ///ありがとうございます。 (2018年1月29日 1時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
*melo*(プロフ) - じれったい感じ好きです！ 私も小説書いてるんですけど尊敬してます！！更新頑張って下さい (2018年1月24日 22時) (レス) id: d4ada06586 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まなみ(プロフ) - mugiさん» よろしくお願いします (2018年1月23日 1時) (レス) id: dfd92ee7a8 (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - (名前)まなみさん» お友達になんて初めて言っていただけたので、よく分からないんですけど、是非是非(^^) (2018年1月23日 0時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mugi
| 作成日時：2017年12月21日 1時
