〇ばいばい ページ26
.
どうやって家に帰って来たのかもあまり覚えてない
「最悪な年末...」
へなへなと床に座り込む
今までずっと、大志くんにマナカちゃんのこと聞けなかったのは
やっぱり浮気なんてしてて欲しくなかったから、認めたくなかったからで。
大志くんのこと信じてたのに...
携帯を開けば、大志くんから話がしたいとLINEが入っている
「ばいばい大志くん」
そっとメッセージを削除し、連絡先をブロックした
そして頭に浮かんだ人
それは由佳でもなく、
やっぱり亜嵐くんでもなくて、
3コール以内に出なかったら切る
prrrr...prrrr ...prr「もしもし？」
「...れ、おくん」
玲於「はちみつちゃんから電話なんて初じゃね？めっちゃびびった笑
どーした？」
「お仕事は...？」
玲於「今移動中〜」
呑気な玲於くんの声に、力が抜けて涙が出そうになる
玲於「...はちみつちゃん？」
「ふふっ、なんでもないっ、声聞きたかっただけです。」
玲於「なんかあったから電話なんてしてきたんでしょ？」
ずるいなあ玲於くん。
なんで、いつも見透かしちゃうの？
「あのね
浮気、されてた...へへ」
玲於「は...？」
「偶然浮気現場に遭遇しちゃったみたい。笑」
玲於「なんで無理して笑うの
...いや、今はそれでいいや」
「え？」
玲於「年明け3時にそっち行くから、
それまで1人で泣かないで。」
そう言い残して玲於くんは電話を切った
.
「ほんとに来るなんて思わなかったです...」
玲於「ん？なんで？」
予告通り3時に肩で息をする玲於くんが現れて玄関に迎え入れる
走ってきてくれたのかな
「だって、LDHTV...」
玲於「うん、もう終わった」
「明日、生放送出ますよね…？」
玲於「うん、だから10分だけ会いに来た」
そう言い終えた玲於くんの手が私の頭に伸びる
玲於「よしよし」
玲於くんの手で、今まで堪えてた涙が一気に溢れ出て
顔見られたくなくてしゃがみこむと
私の背中に玲於くんの腕が回って、優しく背中をトントンしてくれる
玲於「...お疲れ。次があるよ」
ぶっきらぼうにも取れる言葉と裏腹に、私の背中に回る手はすごく優しくて
「泣くの我慢してたのに...」
玲於「慰める約束してたからね」
「...玲於くんのバカ」
玲於「はー？笑」
そんな会話さえも心地よかった
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*melo*(プロフ) - mugiさん» 謝らないでください！じれったい方が好きです！ 本当に尊敬です！！！！ (2018年1月29日 16時) (
レス) id: d4ada06586 (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - *melo*さん» じれったくさせててすみませんっ！笑 尊敬だなんて、勿体なさすぎるのでやめてくださいっ///ありがとうございます。 (2018年1月29日 1時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
*melo*(プロフ) - じれったい感じ好きです！ 私も小説書いてるんですけど尊敬してます！！更新頑張って下さい (2018年1月24日 22時) (レス) id: d4ada06586 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まなみ(プロフ) - mugiさん» よろしくお願いします (2018年1月23日 1時) (レス) id: dfd92ee7a8 (このIDを非表示/違反報告)
mugi(プロフ) - (名前)まなみさん» お友達になんて初めて言っていただけたので、よく分からないんですけど、是非是非(^^) (2018年1月23日 0時) (レス) id: 4db51b5e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mugi
| 作成日時：2017年12月21日 1時
