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J ページ6

「・・・強いな、Aは。」


「強くしてくれたのはジミニ達だよ。


"花様年華"きっとたくさんの人に響くテーマだと思うの。


ジミニ達が魅せてくれるから、私も頑張れる。


力をくれるから。」



・・・ずるいよ、もう。


何度も何度も皆で考え作ろうとしたテーマを


ここで言われたら。


「・・・分かった。」


「ありがとう。私頑張るよ。」


まだまだ始まったばかりの僕達だから


きっとその先では一緒に・・・



「花が開く頃には会えるよね?」


「うんっ。大きな華が咲いた時、私も一緒に見てみたい。」


「約束だよ?」


「・・・約束。」



短い小指を眺めては、ふっと笑えてきて


「きっと僕達はまた会えるから。それまで僕も頑張るよ。


どこにいても、僕達は幼馴染みだしね。」


「ジミニが私の幼馴染みで本当に良かった。


たくさん夢を貰えて感謝してる。」



僕達の花様年華は始まったばかり。


ここまでに起きた出来事だっていつか小さく感じるほど。


隣のベッドで生まれた時から


海を越えて過ごした日々も


いつか小さく感じるくらい


大きな綺麗な花を咲かせて、華々しく迎えに行く。



「忘れないで、たくさんした約束。


日本のコーラのベンチでの事も、韓国の街路灯の下の事も。


今日の約束も。」



僕が君を好きで、君が僕を好きで。


"いつかこんな毎日を過ごそう"


そう言った事を。



「忘れるわけないでしょ?


可愛いチムちゃんも、努力の人パクジミンも


たった一人の幼馴染みのジミニも。


忘れるわけない。」





.






この頃の僕達は必死に目の前の事を追い掛けて


ひとつずつクリアしていく事しか出来なくて


あれも欲しい、これも欲しいなんて言える立場になくて


きっと一つ一つ何かを失いながら進んでいって。



いつ滑り落ちるか分からない斜面をがむしゃらに昇るしかなかった。






.

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作者名:Hanako | 作成日時:2023年6月27日 19時

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