J ページ4
部屋の傍ら、発狂するジニヒョンに白い目を向けて。
黙々とダンスレッスンをする僕達6人。
「やー！ヌナ！僕の女神！
やー！だけどね、ダメじゃないか僕以外に見せちゃ！」
ぶつぶつと同じような言葉を繰り返し、喜んだり怒ったり忙しいヒョン。
「えーい！ヒョン！練習！早く動く！」
ほらホソギヒョンに怒られるんだから。
しぶしぶスマホをしまって定位置についたジニヒョン。
全員で再開かと思えば、今度はテヒョンが足をつったと休憩に入る。
もぉ、だからいつも準備体操は入念にって言ってるのに。
「まぁっ！！ジミナ！こりゃ大変だ！」
「なんだよ、そんなに痛むのか？」
「違う違う！見てみなよ、これ。ひひっ。」
足は本当に痛むらしい、その場からスマホをひょいっと僕に投げつけてきて。
何だよ練習したいのに、なんて思いながら見てみれば。
「やー！！！なんて格好してるんだ？！
僕だって間近で見たことないのに！！
可愛いけどさ、ダメだよ！！！」
白いチューブトップにデニムのショートパンツのAが砂浜に座って、振り向いた写メ。
「あんでー！！肩！脚！あんでー！！」
「・・・ジーミナ。」
片眉を上げたホソギヒョンがじとっとした目を向けてくる。
「ヒョン！何で僕は今ここにいるんです？
閻魔と一緒に行きたかった！どうして・・・
「ジミナや。」
白い目で僕を見て、指先だけで所定の位置に行けと指図するホソギヒョン。
だけどさ
「だー！！！ダメだ、ダメ！」
脳裏に焼き付いちゃったAの姿に
集中力なんてどこかに旅立ったんだよ、多分LAくらいまで。
「・・おやおや、中学生みたいだ。」
「・・・例外なくこっちもな。」
汗を拭いながら言うナムジュニヒョンや
ジニヒョンをじっと見るシュガヒョン。
「はぁ、5分だけ休憩。」
体を動かしながら飽きれ声のホソギヒョン。
「テヒョンイヒョン！僕にも見せて！」
「あんでー！！ジョングガー！！」
素早くテヒョンに駆け寄るグガ目掛けて飛び蹴り
・・・をかわされて転ぶ。
「ヌナ綺麗っ！あ、ソラヌナもさすが。笑」
気付けば寝転ぶ僕以外、ホソギヒョンやシュガヒョンまでテヒョンを囲って。
「あんでぇ〜・・」
「ひひっ、楽しいねジミナ。」
「だのじぐなーび！！」
たまに無意識にガッツリ傷つけるよね、親友よ。
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作者名：Hanako | 作成日時：2023年6月27日 19時
