＊ ページ30
古びた電車に揺られ、いつもと特に変わらないようなどうでもいい会話をしていたら、
やっぱり楽しくて気づいた時にはもうすぐ近くに来ていた。
後は歩いて坂を少し上れば今日の目的地に到着する。
「ここ来るの小学生ぶりなんだけど」
「私も！バスに乗って来たよね」
「お前があの時アイス落として泣いてたの覚えてる」
「何でそんなどうでもいいこと覚えてるの！」
ずっと前に家族にからかわれてから恥ずかしくなって、封印していた過去…本当にジミンちゃんってどうでもいいことまで覚えてるから困ったもんだ。
余計なことばっかり詰まってるから勉強が頭に入らないんだよ。
「俺のアイスやったらさ、口の周りベタベタにしながらすごい顔して食べて…」
「もうそれ以上言っちゃダメ」
「あの写真持ってるよ」
「は？」
「Aのお母さんがくれたから。あれ本当可愛いよな」
「うるさい。今すぐ捨てて…」
「絶対やだ！」
2人の距離はいつもより少し近い。
たまに手が触れ合ってしまう程だ。
その度にもどかしくなって、手を繋ぎたいという思いがどんどん募っていくけれど恥ずかしくてそれ以上手を伸ばすことができなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 438人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みあ(プロフ) - くぅさん» 連絡が遅くなってしまって、大変申し訳ございません。パスワード解除いたしましたのでよろしければどうぞ(^^) (2017年1月25日 22時) (
レス) id: 393d12b392 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ - 分かりました。 (2017年1月25日 21時) (レス) id: 3097367338 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - くぅさん» 申し訳ございませんが、このサイトについて無知なのでくぅさんにのみパスワードを教える方法がわかりません(；；)なので来週中を目処に加筆したものを公開しようと考えています。よろしくお願いします。 (2016年12月1日 21時) (レス) id: 0f53683554 (このIDを非表示/違反報告)
くぅ - 花と蝶々のパスワード教えて下さい (2016年12月1日 21時) (レス) id: 3097367338 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みあ
| 作成日時：2016年7月31日 11時
