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「姉ちゃん、ただいま〜！
あれ、誰か来てるの〜？」←
という海人の声が聞こえたので離れる私たち←
「邪魔しとるでー、海人！」
「あ、廉じゃん！マカロン俺も食べる！」←
という流れになり、その後は両親が仕事なので
私が永瀬の分も含めて焼きそば(笑)を作って
3人でお昼ごはんを食べた。
「ほんなら、俺これからフットサル行くから
もう失礼するわ」
と永瀬が言うので、
「暇だし駅まで送ってくよ」
と言って一緒に外に出た。
外に出ると思いの外寒くてびっくりする。
永瀬も元旦の時と同じようにコートの袖を
萌え袖か！というくらい指でぎゅっと掴んでいる←
「手、繋ごう？」と私が言うと、
「せやな。繋ごか」と永瀬が指を絡めてくれた。
いわゆる、恋人つなぎ。
そっか……恋人になったのか……
「お前、手あったかいなぁ。
心が死んどるんちゃう？」←
とか言ってきて、全然ムードはないけど笑
そのまま駅まで、いつもと同じように
他愛もない話をして2人で歩いた。
「ホームまで行くよ」と言って駅の構内を一緒に
歩いている時、前を歩いていた女性が
切符を落とした。
永瀬は私と繋いでいた手を離して
さっとそれを拾うと、落とし主の女性に
駆け寄って行って渡してあげた。
「あの、これ……」
「ありがとう……廉くん、よね？」
女性は───というより女の子は───永瀬を
見てそう言った。どういう知り合いなのだろう。
2人を見ていた私に気づいたのか、私の方を
チラッと見た彼女が
「廉くん、相変わらずモテるんやね」
と言ったから、中学以前からの知り合いかな……
「そんなこと、ないから」
永瀬はなぜか気まずそうにそう言った。
「そんな、謙遜せんでええのに。
ほな、うちは電車遅れたらあかんから」
その言い方が少し嫌味っぽく聞こえたのは、
きっと私の気のせい……だよね？←
「俺も、大子と一緒の電車なんやけど
……一緒に行かん？」
「大子」と呼ばれた彼女は私の方を見て
「彼女さんはそれでええの？」と言ってくる。
え、どういうこと？ 電車乗るだけだよね？←
場違いな雰囲気になんだかいたたまれなくなって、
「あ、はい……じゃあ気をつけてね、永瀬」
と手を振りながら2人のもとを離れて行った。
もしかしてさっきの子も永瀬の元カノなのかな……
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夜木(プロフ) - しおりさん» たびたびありがとうございます。お顔が国宝な廉くんですが、地味な格好が何故か似合いますよね笑 (2020年3月24日 21時) (
レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 地味瀬くん、、好き、、、、キャラ設定がおもろすぎる。笑 (2020年3月17日 0時) (レス) id: b54a6cc2bc (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - しおりさん» もったいないお言葉ありがとうございます! ティッシュが品薄な時期に読んでいただいてなんか申し訳ないです笑 (2020年3月10日 22時) (レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 時たま胸が苦しくなることもありましたが基本的には大爆笑して涙と鼻水を垂らしながら読めたので最高でした！ (2020年3月10日 22時) (レス) id: b54a6cc2bc (このIDを非表示/違反報告)
夜木(プロフ) - lightさん» いえいえ！こちらこそ、これまで応援ありがとうございました。8割自己満で書いていますが、需要があるんだ！と思うとめちゃくちゃ嬉しいし頑張れました。 (2020年3月8日 17時) (レス) id: 9b6e1cc694 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜木 | 作成日時：2019年1月6日 14時
