年上のお姉さん【キングダム】 (ページ17)

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額に暖かいものが残っている感覚を感じながら

『戦場であった時は容赦しませんから！！』

「怖い怖い。じゃあまたね。」

そう言って輪虎は去っていった。

私もしばらく歩いていると側近と合流することができた

夜の警備をしている間も気が散ってしょうがなかった

幸い敵のが現れず、咸陽に戻るよう命令が来たので帰国した

側近「サラ様。魏から帰ってから気持ちが上の空という感じがしますが』

『えっ？？そんなことないよ！！』

「隊の中でも話題になっております。サラ様が色気付いたと。」

女兵士が恋をした時が引退の時なんてよく言ったものだがまさに絶賛それだ。

『え！！確かに今まで一ミリも容姿に気を使っていなかったけど、ちょっと気にするようになった、、』

女中にもサラ様色気が出ましたねなんて言われた。これが恋の力か、、、

「美しくなるのは大いに結構ですが、その分敵に目をつけられやすいのでより一層自分の身を守るために強くなる必要がありますぞ。」

『そうだよね、、気合い入れ直すわ』

なにただ色気づいてたんだろう。情けない。

あれから４ヶ月経ち、私って惚れやすいだけなのでは？と思うぐらいには冷静になっていた。

修行時間も増やしたし遠征にも本気を出している。

周りから見れば気合い十分だ。

ある日王騎将軍に呼び出されると

「お久しぶりですねサラ。その様子を見るとだいぶ修行に熱が入ってますね。
それに少しは女性らしくなったではありませんか。コッコッコッ」

『あははー(王騎将軍に全てを見透かされているみたいだ)』

「サラ。次の大きな対戦にあなたも出陣しますよ。相手は魏です。」

『！！！はい！』
(こんなにも早く再会できるのかもしれない)