あなたの愛に溺れて① (ページ10)

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ストーリ10 ページ10

大学2年の冬、クリスマスの今日、嫌な予感が現実になった。

いきなりグクから呼ばれてきたら

いつもより険しい顔のグクがいた、そしたら

グク『読者様、別れよう。』

読者様『えっ...どうして、』

急すぎて、頭が回らなかった。

グク『ごめん、俺じゃ読者様を幸せには出来ない、全部俺が悪いんだ、』

読者様『なに...いってるの？...ねぇ、』

いやだよ！グク！

グク『ごめん、』

読者様『ごめんじゃわからないよ！なんで？ハッキリいってよ！』

お願いだから嘘っていって！

グク『ごめん、』

読者様『ちゃんと理由言ってってば！』

グク『.....ごめん、』

読者様『ねぇ...グク.....』

グク『ごめん、俺以外と幸せになって、』

読者様『いやだよぉぉ...ｸﾞｽｯ...グクー、いかないで』

私を離さないでよ、

グク『読者様、俺読者様と過ごした日々はホントに幸せだった。』

じゃあ別れるなんて言わないで！

読者様『いや、...そんなこといわないで、』

グク『ごめん、読者様、幸せになってね、バイバイ』

グクはそれだけいって私に背を向けて、歩いていった。

どうして、行っちゃうの？

いつも見たいに嘘だよっていって、イタズラ顔で言ってよ、

そしたら私も笑って許すから

ねえ、お願い、

誰か嘘って言って、

じゃないと壊れちゃう、

追いかけなくちゃ行けないのにもう私の足は鉛みたいに動かなかった、

そこに何時間立ってたのか分からなかった、

さっきまで明るかったのに

ただ周りはほとんど真っ暗だった、

どうしてこうなっちゃったの？

何が悪かったの？

そう思うばかりで、どうすればいいのか分からなかった、

ふとして、なんだか、勝手に私はあの場所に向かって行ってた、

それはグクとの思い出の場所の海

いつもグクは嫌なことあったらここに来るって言ってたな、

だから私も辛い時はここに来て、そしたらここにグクもきてくれたんだよね、

グク、私はあなたの笑顔や怒った顔が頭から離れない、どうしてなの、

私はあなたがいないと、ダメだよ

どうして捨てるの、あなた以外愛せないのに、

それ以上にあなたに溺れてるのに、

ねぇ、悪い夢でしょ？

きっとそうだよね、

そう思う度に私の心が壊れて行く気がした、

もう自分が自分じゃないみたいになっていく、

だってどうでもいいんだもん、

グクのいない世界はあまりにつらすぎるから。