あなたの愛に溺れて① (ページ32)

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ストーリー32 ページ32

ジミン『なんで、ここにいるの？』

静かな声で言うジミナだけど、こんなに冷めた声は聞いたことなかった。

グク『ここの会社で仕事をすることになったんだ。』

ジミン『ふーん、そっか。』

グク『読者様...。』

ビクッ、ギュッ！

やだやだやだ！もういやだよ。

ジミン『大丈夫。大丈夫。今日はもう帰ろっか。』

帰りたい、けど今日は大事な会議が入ってる。

これを失敗したら大変なことになる、

フルフル

ジミン『ん？どうしたの？』

読者様『...今日...会議があるの。とても大事なの。』

ジミン『そっか、じゃあ会社の中まで連れていくよ。で、しっかり休みな？』

読者様『うん...ごめんね、』

ジミン『ん？気にしないで？もっと甘えていいんだよ？』

読者様『ありがとう。』

ジミン『ごめん、読者様の荷物だよね？それ返してほしいな。』

グク『あ、うん。わかった。』

ジミン『それと読者様近づくな、次読者様が泣いてるのを見た時はお前でも許さないよ？』

グク『...。』

ジミン『じゃあいこっか？ごめんねこの状態で。』

読者様『...うん。』

スタスタ、

すれ違い際に見えたグクの顔はとても悲しそうな顔をしてた。

あなたが分からない。グク、

だってそんな顔する必要なんてないじゃない。

スタスタ

読者様『ジミナ.....。』

ジミン『ん？』

読者様『ごめんね、弱くて。』

ジミン『何いってんの。僕は弱いなんて思ってないよ。読者様は強いよ』

読者様『...弱いよ。私は前から全然変わってない、』

ジミン『.....。』

読者様『ごめんね、頼ってばっかりで、迷惑かけてごめん。』

ごめんなさい。あなたの優しさにばかり甘えて。

ジミン『読者様。それ以上言うなら怒るよ。』

ビクッ、

ジミン『迷惑なんて思ってない、読者様が大切だから。どうしてそんなこというの？』

読者様『.....ごめんなさい。』

ジミン『ん、分かってくれればいいんだよ。ちゃんときつい時はたよって？』

読者様『うん。ありがとう』

私がまだ平気なのはあなたがいたからだよ。

ありがとうジミナ、

ジミン『って話してる間にオフィスについたよ。誰もいないみたいだねー。』

読者様『あ、ほんとだ。ってもう降ろして！！もう大丈夫たから！』

そうだよ！今私お姫様抱っこされてる！

ジミン『えー、もっとやっててもいいんだけどなー。』

読者様『いやー！降ろしてよ！』