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「……遅い」
『ごめんって』
「駐停車禁止なんたらで俺が捕まったらどうするつもり？」
サイドブレーキを下ろしながら、悪態をついて、唇を尖らせた。
あからさまに、ヤキモチ妬いてます！と言わんばかりに振る舞う優斗が可愛くて、
信号待ち、思わず彼の頬にちゅっと口付けた。
こんな大胆な行動をしてしまうのは、アルコールのせいにして、
慌てる優斗を見て、笑う。
「ちょ、ちょっと！事故ったらどうすんの？！」
『安全運転でお願いしま〜す！』
「……帰ったら覚えてろよ！」
真っ赤な顔をして、子犬が吠えるごとくキャンキャン怒ってても全然怖くない。
……むしろ可愛い。
時々ブレーキを踏むタイミングが遅れて、衝撃を受けるけど、睡魔には勝てなくて。
重い瞼を下ろして、意識を手放した。
*
さっきまでご機嫌な様子でニコニコ俺を見てたのに、すやすやと規則正しい寝息が聞こえてくる。
これは、Aちゃん寝たな…？
もう、お酒飲むとすぐ眠くなるんだから。
チラリと視線をやると、すっかり椅子に身体を預けて眠っている。
口、ちょっと開いてる。
運転中じゃなかったら、絶対カメラロールに入れていたのに、残念。
ていうか、Aちゃん、
俺以外の前でも、こんな無防備な姿見せてるの？
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あいなつ(プロフ) - 年齢的にもスノストのお話しか読んだこと無かったのですが、年下彼氏最高です！！HiHiはさくちゃん推しなのでもっと書いて頂きたいなと……！これからも楽しみにしております(//∇//) (2019年5月1日 4時) (
レス) id: ba2c5b526b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年4月13日 1時
