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部屋に入った途端、彼に腕を取られて、
わけも分からず、壁に押し付けられる。
強い力で、乱暴に、という訳では無いけれど、捕えられた私は逃げることができない。
「アイツ、Aちゃんのこと狙ってるでしょ、……気に食わない」
『そんなことないって、』
怒ってるというより拗ねてる、と言った方が正しいのかな？
大人っぽい彼が見せる、子どもっぽい側面に頬を緩ませずには居られなくて。
浮所くん、彼の友達が言っていた、大昇ってホントはめちゃくちゃ子どもなんですよ！がやっと、腑に落ちた気がする。
「何笑ってるの」
『大昇が可愛くて』
「……もう、俺真剣なのに」
てか可愛いって言わないでください！と真面目な顔な顔をして、グッと近付けてくる。
整った顔が、すぐそこに来てドキドキせざるを得ない。
「子供扱いも年下扱いも禁止、」
『……うん、』
分かった？と至近距離で見詰められて思わず目を逸らす。
オトコの人な部分を見せられたら、そんなこと出来るわけないのに。
「だーめ、目逸らさないで、ちゃんと返事して」
『……はい』
「うん、じゃあ大丈夫だね……、てか顔真っ赤だよ」
『うるさい！年上をからかわないでください！』
この一言が、引き金に、
「年下扱い禁止って言ったでしょ？」
重ねられた唇、獲物を狩るような目、
彼から逃れられる方法を、私は知らない。
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あいなつ(プロフ) - 年齢的にもスノストのお話しか読んだこと無かったのですが、年下彼氏最高です！！HiHiはさくちゃん推しなのでもっと書いて頂きたいなと……！これからも楽しみにしております(//∇//) (2019年5月1日 4時) (
レス) id: ba2c5b526b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年4月13日 1時
