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動揺で、動きが固まる。
その様子を見かねた彼が、私を急かす。
「早く早く、」
『……もう、』
キャップを外して、飲み口を彼の方に向ける。
けど、それを口につけることなく、首を振る。
「そんなんじゃ、零れちゃうじゃん」
『は？！』
「……口移しがいい」
何言ってんだ！
こんなの、龍斗じゃない！(二回目)
「ワガママ、聞いてくれるんでしょ？」
『……あーもう！酔いが覚めて恥ずかしくなるのは龍斗なんだからね！』
意を決して、
口に水を含んでそのまま龍斗の唇に重ねる。
体温のせいでぬるくなった水を流し込んだ。
『……これで満足ですか』
「うん、満足」
人のこと言えないくらい、真っ赤になってるはずな、
暑くなった私の顔。
「……ちょっとトイレ言ってくる」
もしかして、ついに気持ち悪くなった？
そそくさと、足を進める龍斗。
……ん？
どこか、おかしい。
相変わらず真っ赤な顔は、
短くなった髪の毛から覗く耳から窺えるけど。
『……めちゃくちゃ、しっかりとした足取りじゃん』
*
「……酔ったフリって、難しいな、」
なんて、涼しい廊下で彼が呟いてることなんて私は知らない。
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あいなつ(プロフ) - 年齢的にもスノストのお話しか読んだこと無かったのですが、年下彼氏最高です！！HiHiはさくちゃん推しなのでもっと書いて頂きたいなと……！これからも楽しみにしております(//∇//) (2019年5月1日 4時) (
レス) id: ba2c5b526b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年4月13日 1時
