87 プレゼント ページ37
包帯が巻かれた手を掲げながら廊下を歩く。
私が医務室を出て、少ししたら三人分の悲鳴が聞こえたけど、なんだったんだろうな〜。←
そんな事を考えながら、同時にどこを掃除しようと考える。
どこもピカピカだしなぁ…。あ、物置とかだったら少しくらい汚れてるかもしれない。
そう思いつき、早速向かおうと手をおろし、前方を見る。
すると、前からロボロさんとシャオロンさんが歩いてきているのが見えた。
なんでシャオロンさんが前から歩いてきているんだ？と思ったけれど、いろんな廊下がいろんな場所に繋がっているからそこまでおかしいことではないと気付いた。
メイドは幹部とすれ違うときは壁側に避け会釈、総統閣下は姿が見えた時点で頭を下げ、見えなくなるまで下げ続けないといけないと教わったので、すれ違うときにしっかり会釈しようと構えながら歩く。
二人との距離が縮まり、もう少しですれ違いそうなタイミングでシャオロンさんがこちらを見た。
シャ「あ!A!なんで助けてくれなかってん!」
…悪いのそっちでしょ。
その言葉をすんでのところで飲み込む。…危ない、メイドとしてあるまじき発言をするところだった。
ロボ「いや、あれ悪いのシャオロンやから仕方ないやろ。同情はするけどな。」
なんでロボロさん知ってるんだ?…あ、カメラか、と自己完結する。
ロボ「トントンの粛清がなかっただけマシやろ?」
シャ「どっちもどっちや!あ、Aに違う用事もあったんやった。」
『え?何でしょうか。』
二人の会話にボーっと耳を傾けていると、私に話が向き、つい驚く。
シャ「A、前髪長いからって分けてるけど、髪落ちてきて邪魔そうやからな、ええもんやろうと思って。ほら。」
そう言われ、ラッピングされた袋を渡される。気になってその場で開けてみると、黄色で小さな宝石がついているヘアピンが入っていた。
『可愛い…。ありがとうございます!』
シャ「ふぅーん!気にせんでええで!」
ロボ「はえー、プレゼント…。俺もAになんかあげたいな。…あ、そうや!」
これやるわ、とロボロさんはポケットに手を入れ、引っ張り出した物を私に差し出す。
その手にはピンクの時計が乗っていた。
『え…いいんですか?』
ロボ「ダメやったら渡さんよ。受け取ってや。」
ロボロさんの言葉に甘えて時計を受けとる。
『ありがとうございます!お二人共!大切にさせていただきますね!』
そう言って笑うと、二人も一緒に微笑んだ。
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こすもす姫 - ＫＺファンさん» きっと、娯楽姫だからですね!余裕で宙を舞ってからの着地が出来るんでしょうね!…チートですな。 (2019年1月27日 20時) (
レス) id: 05a24f2a78 (このIDを非表示/違反報告)
ＫＺファン - 夢主ちゃんの身のこなしが凄い！！！ (2019年1月27日 17時) (レス) id: 7d84edeee2 (このIDを非表示/違反報告)
*コノハナ サクヤ* - 本当ですか！？ありがとうございますm(__)mええ、載せれなくても構いませんよー！けど、一応載せ方調べておこうかな？(-_-)では、早いうちに(*^_^*) (2019年1月15日 0時) (レス) id: d37be746f7 (このIDを非表示/違反報告)
こすもす姫 - *コノハナ サクヤ*さん» ありがとうございます!いやあ、夢主ちゃんのイメ画描こうと思っても下手で描けないんですよね…。描いてくださるならお願いしたいんですけど私、画像の載せ方が分からないので公開は難しいかもです、ごめんなさい。それでも宜しいならぜひ、お願いします! (2019年1月14日 8時) (レス) id: 05a24f2a78 (このIDを非表示/違反報告)
*コノハナ サクヤ* - お、お、面白過ぎる…！夢主ちゃんのイメ画が描きたくなりました(笑 )良いなら描かせて貰いたいです！無理はしない程度で更新頑張って下さいね！ (2019年1月13日 21時) (レス) id: d37be746f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こすもす姫 | 作成日時：2018年12月28日 20時
