68 反抗期 ページ18
トン「じゃあ、ちょっと説明しよか。まずはここでの生活のことについてやな。」
トントンさんが階段を上りながら言う。
トン「今日もそうだったから分かっとるとは思うけど、朝と夜は幹部専用の食堂で7時と19時に全員で食事をするで。出張中やどうしても外せない用事、怪我、病気とかでない限り来てや。えっと昼飯は…今日はどうしたん?」
今日…。ああ、あの地獄の時間の後にとったっけ。
『今日はデザイン画を選び終わった後、グルッペンさんがおにぎりをくれたので、それを食べました。』
トン「ああ、そうやったんか。まあ、昼飯は自由にとってええで。他の奴は主に外で食べたり兵士やメイドが使う一般食堂で食べたりしてるで。勿論、幹部専用の食堂で食べてもええけど…そんときはシェフはいないから自分で作ることになるで。覚えておいてな。」
『はい。』
…外で食べるべきかな。私が一般食堂入ったら、一瞬で静かになる気がする。
トン「あ、あとな。これはAだけのルールなんやけど…。」
トントンさんは私をチラッと見る。
私だけ…?何だろうか。
トン「Aは21時以降、外出るの禁止な。」
『え?!』
トン「〈え?!〉やないねん。これはグルさんと話して決めたんやけどな。A、15やろ？そんな年頃の女の子を夜、外に出すのは危ないからな。」
『…私だったら返り討ちに出来ますけど。』
トン「そういう問題やないんよ。Aがされたことないことされて怖い思いするかも知れんやろ？俺ら…というか俺はAにそんな思いしてほしくないねん。だから、分かってな?」
夜は外で皆の為に見回りしたかったのに…。
けど、他の人にこうやって思ってもらえるのは久しぶりで嬉しかった。
『はい。ありがとうございます、トントンさん。』
…やっぱりバレない様に時々するかもしれない。
折角心配してくれるトントンさんに少し逆らってしまうのは俗にいう〈反抗期〉なのかな?
例え、そうだったとしても両親のいない私にとってちょこっと反抗できる、甘えることのできる人ができたということに、また嬉しくなってしまった。
意識を集中させてチラッとトントンさんを見ると、トントンさんを優しく、暖かい空気が包み込んでいた。
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こすもす姫 - ＫＺファンさん» きっと、娯楽姫だからですね!余裕で宙を舞ってからの着地が出来るんでしょうね!…チートですな。 (2019年1月27日 20時) (
レス) id: 05a24f2a78 (このIDを非表示/違反報告)
ＫＺファン - 夢主ちゃんの身のこなしが凄い！！！ (2019年1月27日 17時) (レス) id: 7d84edeee2 (このIDを非表示/違反報告)
*コノハナ サクヤ* - 本当ですか！？ありがとうございますm(__)mええ、載せれなくても構いませんよー！けど、一応載せ方調べておこうかな？(-_-)では、早いうちに(*^_^*) (2019年1月15日 0時) (レス) id: d37be746f7 (このIDを非表示/違反報告)
こすもす姫 - *コノハナ サクヤ*さん» ありがとうございます!いやあ、夢主ちゃんのイメ画描こうと思っても下手で描けないんですよね…。描いてくださるならお願いしたいんですけど私、画像の載せ方が分からないので公開は難しいかもです、ごめんなさい。それでも宜しいならぜひ、お願いします! (2019年1月14日 8時) (レス) id: 05a24f2a78 (このIDを非表示/違反報告)
*コノハナ サクヤ* - お、お、面白過ぎる…！夢主ちゃんのイメ画が描きたくなりました(笑 )良いなら描かせて貰いたいです！無理はしない程度で更新頑張って下さいね！ (2019年1月13日 21時) (レス) id: d37be746f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こすもす姫 | 作成日時：2018年12月28日 20時
