事故トリ少女が紡ぎゆく糸【暗殺教室】 (ページ41)

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169　綿原だろうとなかろうとページ41

誰よ…誰よこんなの付けたの。

これ言われた方超傷つくよ…。

｢さっきみたいにカッコよく決めた時なら…〈ジャスティス〉って呼ばれてもしっくり来たでしょ｣

…あ、会話始まってる。

｢もし君が先生を殺せたなら…世界はきっと君の名前をこう解釈するでしょう｣

耳をそちらに傾けて、

｢まさしく正義(ジャスティス)だ。地球のを救った英雄の名に相応しいと｣

ぼんやりと台詞を反芻する。

｢親がくれた立派な名前に正直大した意味は無い｣

…大した意味は、ない…。

｢意味があるのは、その名の人が実際の人生で何をしたか｣

…実際の、人、生…。

｢名前は人を造らない｣

…このE組(クラス)の一員になって、

｢人が歩いた足跡の中にそっと名前が残るだけです｣

不名誉な名前の立場になって。

｢もうしばらくその名前(ジャスティス)…大事に持っておいてはどうでしょう｣

…その立場になって言葉の深みが、

｢少なくとも暗殺に決着がつく時までは……ね｣

全く違うように感じた。

…ま、

｢…そーしてやっか｣

そうしてやろう。

どうせ相原でも、やる事全く同じだろうし。

｢…さて。今日はコードネームで呼ぶ日でしたね｣

…そーだった。

｢先生のコードネームも紹介するので…｣

オチがちゃーんとあるんだった。

ｶﾝｶﾝ

…うん。

｢以後この名で呼んで下さい｣

ある意味その通りでしょうけど…

｢〈永遠(とわ)なる疾風(かぜ)の運命(さだめ)の皇子〉と｣

ｷﾗｯ

それ、

ドヤ顔と読み仮名がウザ過ぎる!!

…当然ながらそのコードネームは…、

｢1人だけ何スカした名前付けてんだ!!｣
｢しかもなんだそのドヤ顔!!｣
『このご都合教師!』
｢にゅやッ、ちょ、いーじゃないですか1日ぐらい!!｣

私達の多大なるブーイングを浴びたのだった。

正体を知っている身としてはある意味永遠なる運命だけど、ねぇ!

＿＿＿＿その数分後、

『〈バカなるエ□のチキンのタコ〉!!もう2時間目始めますよ!!』

｢はい…そこまで強く言わなくても〈人撃ちマスコミ〉…｣

担任のコードネームも定着して、

この一件はめでたしめでたし…?

おまけ

『…〈鷹岡もどき〉、もう私の事名字でいいや』

｢どーせあのタコの言葉のせいだろ?｣

『…まぁ否定はしないけど。あんただしいい』

｢相変わらず意味わかんねぇな｣

『あんたが言うか単細胞バカ!』