事故トリ少女が紡ぎゆく糸【暗殺教室】 (ページ37)

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165　成績の決定打ページ37

『帰宅早々待ち構えるのやめてくんないかな』

｢久しぶり｣

『…うん…久しぶり』

…待って、状況飲み込ませて。

せめてメールとかで予告してよ!

話を聞く準備を整える。

『…私違反でもした?心当たりならありすぎるけど』

｢あーそれじゃない｣

じゃあ何よ?

｢いくつか質問があってさぁー｣

『相変わらずちゃらんぽらんだね』

そしたら黒神は、意外と真剣な事を言った。

｢…こっちでの高校、真剣に考えといて｣

『今更?』

｢実はさー…ぶっちゃけいつでも帰れるんだよね、ここまで成長して貰うと。

Aはこっちの世界に残りたい訳でしょ?｣

『そりゃそうだよ』

｢…でー…長時間居られるのは成績がそこそこ優秀だからって話したじゃん。

でもこの状況だと……最後の決定打に欠ける｣

『…決定打?』

背筋が伸びす。

｢そう。走り高跳びは、バーが跳べたら次のバーが高くなるでしょ?
Aはそこそこバーを越していってるから、もう越えられるポイントが…｣

『…高くなってる…?』

｢そゆこと。だから高校は補助台って訳｣

『…監督官なのになんでそこまで手厚いの｢あ、これ上に秘密にしてね｣

イヤ上とか会った事無いんですけど。

｢…でも、そうしても厳しーかなぁー…｣

『…私、それなりにやるよ?生きて帰れなかったら元も子も無いし』

｢うー…まー、いっか｣

黒神は何か考えてたけど、聞いても無駄そうだから止めといた。

｢あ、28日に今月の結果ね。単行本の更新はしといたから｣

『…はーい』

＿＿＿＿＿＿＿

黒神が帰った後、

取り合えず言われた通りに自分入りver.の単行本を読んでみた。

そして私は、

『※★＊☆〇≒%!?』

物凄く恥ずかしい思いをした。

いや、だって!!

おかしいって!!

シーンの切り方は殆ど原作と同じ。

けど｢先生は先生になる時誓ったんです｣のコマが縮小されて私の語るシーンに1ページ弱費やされてるし、

んでその後は寺坂とのWメインみたくなってるし、

私が諭されたシーンは回想として描かれてるし、

皆サイドで何か描かれてるし…。

恥ずかしい!意味わかんない!!

…これは、

…個別回とでも呼ぶべきやつ…?

…はぁ…。

これが、個別回とは…。

複雑なんだか恥ずかしいんだかそれとも単にビビってるんだか、

なんだかもう色々な感情が混ざってこれぐらいしか言えなかった。

『…ヤバすぎるんですけど?』